ディレクター梁木のアジア映画館

梁木ディレクターのここが見どころ!⑬ 【ブラインド・マッサージ〈中国/フランス〉】

 
絡み合う人間模様
タブーに挑戦する監督の最新作

圧倒的な演出力です。そして、息が詰まるほどの人間臭さ。南京のマッサージ院を舞台に、そこに働く男女の愛と憎しみ、欲望と嫉妬、目が不自由だからこそ一層凝縮された人間ドラマが展開するわけです。一組のカップルが新入りとして働きだして以来、平穏だった職場は一変します。微細な音を拾う音響、視力がない人々を思い出させる不鮮明な映像、とにかく登場人物たちの生々しい息遣いをこれでもかと叩きつけるような圧倒的な力がスクリーンにみなぎっています。もうこれだけでお腹がいっぱいになります。

中国第6世代を代表する監督ロウ・イエは、中国ではタブーに属する天安門事件や同性愛などを正面から描き、かなり危ない橋を渡りながら強烈に人間を描き出しています。第5世代が商業路線に走ってしまった現在、この骨っぽさはさすがです。「ふたりの人魚」や「天安門、恋人たち(原題:頤和園)」など、さかのぼってご覧になっていただきたい監督です。


【上映作品紹介はこちら
 

Posted on

【FOCUS ON CINEMA】中国 西寧FIRST青年映画祭 受賞作品「目撃者」上映会・Q&A

中国最大級のインディペンテンド映画祭「中国 西寧FIRST青年映画祭」は、福岡アジア文化賞を受賞したアン・ホイ監督など7人が審査員を務める本格的な映画祭として注目を集めています。今回は、中国のみならず日本やヨーロッパなど世界中から参加した1000を超える作品の頂点に選ばれた作品「目撃者」を特別上映。上映前には、映画祭のPV上映後、監督と映画祭の主催者・責任者の李 子為さん、スタッフの方々が登場し、熱のこもった挨拶と共に、扇子などのプレゼントが配られました。

 


 

李さんから一言。「日本に来たのも福岡も今回が初めてですが、とても親しみを感じております。これからの滞在中、福岡の街を楽しみたいと思います。アジアフォーカス・福岡国際映画祭にお招きいただきましてありがとうございます。今日は青年映画祭の代表としてここでご挨拶をさせていただきます。この映画祭は、中国のインディペンデント映画祭の中で一番規模が大きいものです。毎年7月、中国で最も海抜の高い所で開催される10日間の映画祭ですので、皆さんのお越しをお待ちしています。中国に来られる時は私にご連絡をいただければ光栄です。今日は、監督より上映会に来ていただいた皆さまに中国扇子をプレゼントしたいと思います。欲しい方は手をあげてください。残りのプレゼントは、Q&Aでご質問いただいた方にお渡しします。最後に、こうしてお招きいただきPRの場をつくっていただいたことに感謝すると共に、今後も中国と日本の距離が近づくように頑張ってまいりたいと思います。本日はありがとございました。

 

 

「目撃者」(中国) Q&A

監督:高 則豪

中国 西寧FIRST青年映画祭/プロデューサー :李 子為

 

Q:「目撃者」は商業性の強い映画だと思ったのですが、青年映画祭のコンセプトとしては他にアート性の高い作品などもあるのでしょうか。

監督:映像のデータ調整が間に合わず、あまりきれいな映像をお観せできなかったことをお詫びします。この作品はもともと映画祭のために作った訳ではなくて映画館で上映するために作らせていただいたものを映画祭に出品しました。商業映画を作るのか、芸術映画を作るのか、監督として撮りたい気持ちだけなんですけど、そのどちらの方向性にするのかはあまり考えていませんでした。映画館で上映するためには多少売り上げをあげなくてはいけないので、最初からいろんな制限がありました。単純に最初から映画祭に出す映画であれば、作り方はもっと違っていたと思います。編集でも断腸の思いでいろんなシーンをカットしましたし、芸術映画としては完全には納得がいっていません。

 

Q:映画祭の性質としてエンターテイメント寄りのものですか?それともアート寄りなのですか?

李:中国というマーケットを考えると、そういうものを一方的に制限して決めてしまうと若手監督がなかなか映画を作れなくなる状況があるので、どちらでも大丈夫、監督さんが撮りたい映画を撮って私たちがそれを受け止めるというのが基本的な考えです。自分の感性で伝えたいことを形にできる監督を映画祭としてはたくさん発掘したいと思っています。また近年では、中国だけでなく日本も含めてインターナショナルな監督に開かれたものになっていますので、幅広く扉を開けています。

 

Q:監督がこの作品を作るにあたってインスピレーションを受けた作品はありますか。また味のある俳優陣のキャスティングについてもお聞かせください。

監督:先に2番目の質問からお答えします。今回の俳優さんはふたりとも劇団の方で前にも一緒に作らせてもらったんですけど、本作のイメージにもあうかなと出演をお願いしました。最初の質問ですが、今の中国は社会問題もあり、現実の生活を映画にするのがなかなか難しいのが現実です。でも私は現在の生活を通して感じたものを映画に撮りたかった。その中で今中国でも社会問題になっているのですが、交通事故の現場を見ても直接倒れている人を助けることはできないわけです、自分が疑われるからという理由で。今、中国の発展は目まぐるしいですが、一方でこういう残念な状況が現実。下流社会の人達の生活の大変さを自分が映画で表現して皆に問いたいと思ったのです。それから善と悪をどう表現するのかも大きなテーマでした。最初は良い人だった主人公が、最終的には仕返しをする悪になる。善と悪の判断基準は何だろうとものすごく考えました。また大好きな2年前の邦画「悪人」にも影響を受けたと思います。

 

Q:中国の映画はよく観るのですが、地下社会を描いたものが多いように感じます。一般生活者のディテールがこれほど描かれているのは珍しいですね。

監督:確かに今までの中国映画に対するイメージはあるかと思いますが、今回の映画を作るにあたってはまずコストがかからないことも大きな理由でした。通常の何十分の一くらいですかね。興行収入があがらないことも想定しなけらばなりませんので。もちろん映画は好き嫌いがありますし、このような現実的な問題を観たくない人もいる。これからの中国映画がどういう方向にいくのか、また現実の中国はどんなふうなのか。フランスの映画祭でも同じような質問をされましたが、今回は中国で現実にある下層社会の人達の生活を映画として表現させていただいたということです。一つの社会には善悪が混ざりあっています。ではこのままでいいのかというとそうではない、私はいろんな社会問題をあぶり出して、映画という形で伝えたかったのです。

 

Q:実際に公開された作品を観て、中国の方々はどういった反応だったのでしょうか、気になりました。

監督:観る方もさまざまなので一言で言えません。観客の方と実際にお話していないので、はっきりとしたことは言えないのですが、自分の伝えたいことは伝わっているように感じています。

 

Q:最後に、監督の映画作りに対しての思いをお聞かせください。

監督:難しい質問で一言では言えないのですが、映画に対してはものをつくる人間として夢を持っています。夢をあきらめないで、続ける。この気持ちがあるからこそ、ここまで歩いてこられたのだと思いますし、これからも変わらず持ち続けていきたいです。2008年に第一作を作ったのですが、自分が好きな女性に相手にされなくても好きだよと伝え続ける、恋に落ちたというような気持ちで映画を撮りたいと思い続けてきました。映画がなければ死んだも同然。命をかけて映画を撮ろうとこれまで頑張ってきましたし、今後も歩んでいきます。

 

 

最後に、責任者の李さんより友好の証として、「映画を愛する方々に一言。いろいろと大変なことがあると思いますが、決してあきらめないでいるからこそこのような素晴らしい映画祭があるのだと思います。一緒にがんばりましょう」とのメッセージと共に、大きな記念の旗が贈られました。

Posted on

【FOCUS ON CINEMA】夢にかける女(イギリス/中国)Q&A

監督:コンラッド・クラーク

 

イギリス人の監督が中国の女性の生き様をドバイで描いたという異色の今作。また、20カ国の国籍を持ったスタッフたちが関わったというインターナショナルな作品です。コンラッド監督自身もドバイで働きながら生活していた経験があるそうですが、この映画でなぜ中国人女性を描いたのか、話を聞きました。

 

Q:主人公の女性のクローズアップのカットが多いですね。また映像の荒々しさが彼女の心情を表しているようにも思えます。これはフィルムで撮影されたんですか?

A:16mmフィルムで撮影しました。私は人物を外からではなく内面から呼吸しているかのように描きたかったんです。だからクローズアップの多いカットが多いんですね。ドバイでは普通、特に女性だと人の顔を見つめます。この映画ではリアリティーを追求したかったんですが、質感についても同じです。普通、ドバイというと美しい街並みを想像されると思いますが、この映画のようにせわしなく荒々しい街も同時に存在しているんです。

 

Q:主人公の女性は、砂漠のど真ん中でキノコを栽培していますが、そんなことってあり得るんですか? また本当にこのような中国人女性の実業家はいるんですか?

A:砂漠でキノコを育てるのはクレイジーですよね。しかし、ああいうクレイジ―なビジネスのアイデアを出す人は、ほとんどビジネス経験がない人なんです。キノコ農場のシーンは実際に中国人女性が起業した工場で撮影しました。ドバイではキノコ栽培は元手の10倍の価値があると言われていますが、「じゃあ、やってみよう」という人はほとんどいないですね。

 

Q:一人の女性起業家を追っていく、ドキュメンタリーフィルムのような印象を受けました。それほど演技が自然に見えたのですが、俳優はどうやって選んだんですか?

A:主人公のリー・フェイもほとんどの俳優が素人です。女友達のヤヤのみがプロの俳優です。ドキュメンタリー調は意図的に演出しました。俳優たちは実際に街に繰り出していき撮影したので、それゆえに撮影が難しかったこともあります。

 

Q:映画内では主人公たちが毎日インスタントラーメンやケバブを食べ、狭くうるさい部屋で味気ない生活を送っていますよね。それでもお金、成功を追いかけるのは何故ですか?

A:それはまさしく、私が上映前に言いたかったことです。ドバイにやって来る99%の外国人はお金もうけのためです。中国人も多く来ています。現実に別の国にやって来て、お金もうけのために生活すると、人生がすべてそれに支配されていきます。そしてお金もうけの為なら何でもするようになるんですね。女性だと体を売る人もいます。とてもクレイジーな世界です。主人公はもう一ステップジャンプして、お金もうけと共に、自分自身の尊厳を守っていました。お金もうけ以外のものを求めることで、あらゆる戦いが生じ、結果、恋人も友達も失い、そして自分自身も失っていくことになるのです。

 

Q:最後に船を漕ぐ昔の男たちのシーンがでてきますよね。あれにはどんな意味があるんですか?またドバイの裕福な階級の人たちは、この映画のような生活者のことを知っているんでしょうか?

A:現在、ドバイは移民ばかりです。ですから、生粋のドバイ人だけが映っている70年代のフィルムを挿入して、現在と対比した表現にしました。また、ドバイでは生活帯が分断されていて、ある生活レベルで住んでいると、別の生活レベルの人と会うことはありません。この映画の主人公はいわゆるアッパーミドルクラスの人物とはまったく交わらないで生きています。自分が生活レベルを選ぶというよりも、自分がどの生活世界に所属できるかの問題です。

 

現在、母国イギリスで、英語による最新作を製作中のコンラッド監督。「今作では資本主義が残酷に働いていることを描きましたが、次回作では解決策は他にあるんではないか…というテーマで映画製作しています」と答えていただきました。

Posted on

梁木ディレクターのここが見どころ「夢にかける女」(イギリス/中国)


ドバイで暮らすLifeiは、勝気だけは誰にも負けない中国人女性。親友と同居してホステス業で生計を立てているが、そんな暮らしに満足するはずはありません。一山当てようと、郊外でキノコ栽培のビジネスを始めます。しかし、資金繰りがうまくいかず、言葉の壁もある従業員ともうまくいかない。親友の助言も聞かず、恋人とも破局を迎えて、八方ふさがりになってしまいます。ケツをまくったようなエンディングが爽快です。

男勝りで、気が強い主人公のバイタリティーに圧倒されてしまいます。借金だらけで国にも帰れず……哀れにも思えるイケイケの生きざまに、むしろちょっと羨望を感じてしまう安定志向の日本人も多いはず。失敗を恐れず人生の成功を求めて前へ進むLifeiのようにエネルギッシュな中国人が現実にはたくさんいることでしょう。中東ドバイの下町は、そんな中国人の絶好の舞台なんでしょうね。

作品情報はこちら↓
http://www.focus-on-asia.com/lineup/film13_18.html

Posted on

本日8月28日18:00アジアフォーカスのUSTREAM配信が始まります!

どうなる!? USTREAM!の巻

なんと、8月28日(火)18:00ぐらいから、30分間ほど、
アジアフォーカスのUSTREAM番組、記念すべき第1回放送が始まります!とても素敵なパーソナリティ―が登場するらしく、秘密の情報もばんばん公開されるらしく、いろいろと面白いことがあるらしい。ととにかくはっきりしないことが多いので、らしい、ばっかりでもうしわけありませんが、お暇があれば、ぜひ下記をクリックお願いします。どうなることやら。
http://www.ustream.tv/channel/%E3%82%A2%E3%82%B8%E3%82%B7%E3%83%8D%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93
アジアシネマチャンネル、略して「アジシネちゃん」お楽しみに。

Posted on

「あたしが踊る!」(2006年/中国)を無料上映します!(アジアフォーカス出前映画祭)

ぽっちゃりキュートな少女のほんわかストーリー。
中国西南部の美しい景色と、ミャオ族の魅力満載。
アジアフォーカス出前映画祭として 「あたしが踊る!」を無料上映します!


チラシ表
日時:6月23日(土)
午前の部:10:30~
午後の部:14:30~

場所:福岡市男女共同参画推進センター「アミカス」
(西鉄大牟田線・高宮駅下車すぐ)

申し込みが必要ですが、上映料は無料です。
託児サービスもあります。
申し込みに関する詳細はリンクをご参照ください;

https://amikas.city.fukuoka.lg.jp/modules/eguide/event.php?eid=357

「あたしが踊る!」は2007年のアジアフォーカスで上映され、
その年の入場者数ベスト3に入る人気を博しました。
その時見られたかたも、見逃したかたも、
この機会に、ぜひ、ヒロイン・シャオピエンと一緒に踊ってください!

Posted on

大島由加里(シンシア・ラスター)さんがNHKに登場します。

4月24日(火)AM11:30~ NHK総合「ぐるっと8県九州沖縄」で、福岡在住のアクション女優大島由加里(シンシア・ラスター)さんを紹介する番組が放送されます。大島さんは昨年のアジアフォーカスのシンポジウムにも登場いただき、そこでは、大島さんが出演されたジャッキー・チェンプロデュースの中国映画のお話をいただきましたが、その映画がいよいよ公開されます。話題沸騰間違いなしの大作映画情報もお楽しみに!

Posted on

「冬休みの情景」が上映されます

2月3日から2月26日にかけて、東京の日仏学館主催で開催される「カプリッチ・フィルムズ ベスト・セレクション」で2011上映作品「冬休みの情景」上映されます

独特の間と、ブラックな会話で我々を楽しませてくれた(?)あの作品が再び!

残念ながら東京での上映だけですが、東京に行かれる機会があれば是非、ご鑑賞下さい

詳しくは、東京日仏学館ホームページより

Posted on

【ボランティアレポ】この作品を観ました!③

〈広報ボランティア かるめぎ〉
『浄土アニャン』
とにかく不思議な映画。見終わった後に“うーん”と唸りたくなるような映画。梁木ディレクターも“変わった映画”と仰っていたように、私自身も今までに出会ったことないような映画だった。観ていると、ノンフィクションなのかフィクションなのかも分からなくなるし、途中で出てくる音楽も耳に残る。私が生まれた1988年というと、韓国ではソウルオリンピックが開催された年だという印象が強いが、それだけでなくこの安養(アニャン)で起こった、この映画の中でも触れられる不幸な事件がこの映画をきっかけに多くの人に認識されれば・・・と思う

『遠い帰郷』
遠い故郷に帰る理由は人それぞれ。会いたい家族がいる人もいれば、夢敗れて帰る人もいる。それとは逆に故郷には帰りたくない、帰れない理由がある人もいる。映画の舞台は中国・上海。出てくる人物は地方からの出稼ぎ労働者たち。みんなそれぞれの思いを持ちながら上海で働いているが、春節(旧正月)の帰省ラッシュの日が近づいてくる。
映画の途中で主人公と間借りして住んでいる女性が言った“親の心、子知らず”といった言葉。この言葉もこの映画の中の一つのキーワードである。


『レッド・イーグル』
私がイメージしていたタイ映画は以前この映画祭でも上映された『サイアム・スクエア』や『10月のソナタ』など甘くて切ないラブストーリだったのですが、この『レッド・イーグル』は間逆といってもいいようなハリウッドもびっくりアクション大作!いい意味でタイ映画のイメージが覆されました!!内容も今ちょうど日本が直面している問題と重なる部分もあり考えされられます。
そして何よりもレッド・イーグル役のアナンダさんがかっこいい!劇中では仮面を被っているシーンが多いので、顔があんまり見れないのは残念ですが。またレッド・イーグルを捕まえようと奔走するチャート警部役のワナシンさんもイケメン!上映後は女子トークで盛り上がりました(笑)

ワナシンさんより一足先にに帰国されたアナンダさんですが、帰る前日の舞台挨拶で“福岡が大好きで帰りたくない!”と仰っていて、福岡がとても気に入られた様子でした。そして、何よりもお二人仲がよさそうで、舞台挨拶中もワナシンさんのカメラをアナンダさんがいじったりして、微笑ましいひと場面となりました。

Posted on

【ボランティアレポ】この作品を観ました!②

〈広報ボランティア S・F〉
『ピノイサンデー』
上映前にウイ・ディン・ホー監督の舞台挨拶がありました。
来日は2度目で、福岡に来たのは今回が初めてだそうです!
このようにまた日本に来ることが出来たのは、日本人が自分の作品を好んでくれている証だと喜んでおられました。

上映後は監督への質問タイム。
ストーリーの中で重要となる赤いソファー。
なぜ“赤いソファー”にしようと決めたのですか?という質問に・・・
「タンスや他の家具でも良かったのですが、今回ソファーを選んだ理由は2つあります。ひとつは、ソファーは家庭のシンボルだと考えているから。もうひとつは、スクリーンの枠組みにマッチしていてバランスが良いから。そして視覚的に目立つ赤色を選びました!」と答えていました!!

監督は学生時代に読んだ、男が洋服箪笥を運ぶというストーリーの短編小説がとても印象的だったそうで「いつか自分も家具を運ぶストーリーの作品を作りたい!」と思ってこの作品がうまれたそうです!


『陽に灼けた道』
上映後のQ&Aでは、作品をより深く知ろうと細かい設定まで尋ねる質問が出ていました。
また息遣いや足音、鍋がぶつかり合う音、風・・・といった自然の音を主に使っていて「セリフが少ない分、音を厳格に表現しました。ニマの孤独感を一緒に感じてほしい。」とおっしゃっていました。

音声の使い方が特徴的で主人公が感じるものや音を、自分も主人公の隣に立って一緒に感じているような不思議な感覚で見ることができました。


『台北カフェストーリー』
台北カフェストーリー、シアオ・ヤーチュアン監督の舞台挨拶に行ってきました。
「台北カフェストーリーは第二作目。この作品を持って福岡国際映画祭に参加できることを光栄に思います。気に入ってもらえたら嬉しいです。」と挨拶しておられました。

『妻は、はるか日本に』
最初に、黒のロングドレスを着た主演女優の高久ちぐささんが登場されて舞台挨拶がありました。この作品はインドでも公開されましたが、渡航しようとしていた前日にパスポートをなくしてしまい舞台挨拶に行けませんでした・・・」と話されており客席から笑いが起こっていました。

上映後の高久さんへの質問タイムでは、インド人の旦那さんを持つ女性が「映像の中のインドの生活習慣、文化の違いに日本人は戸惑うかも知れませんが現在のインドの生活スタイルそのままが描かれていました。」とおっしゃっていました。
また、高久さんは初めオーディションには乗り気じゃなかったそうです。しかし、この映画に参加して良かったと思うことは?という質問に「インドでの撮影に一人で行って現地で鍛えられたことです。文化や言葉の違いに戸惑って心細い思いをしましたが監督には、泣いても甘えさせないよ!女優なんだから!と言われました。」とその時のことを思い出し涙しながら話されていたのがとても印象的でした。主人公のミヤゲを演じるにあたって監督に言われたことは「日本人形のように!」だそうです。
「 実は、帰国して髪が伸びてやっと次の仕事が出来る!というころにまた坊主にしなくちゃいけなくなったんです・・・」という裏話も聞くことができました。
最後に「皆さんにインドの映画をもっと見てほしい」とおっしゃっていました。

Posted on