アジアイベント

シンポジウム「シンガポール・ドリーム」は誰のもの?:グローバル・ハブシティが模索するアイデンティティ」

シンポジウム「シンガポール・ドリーム」は誰のもの?:グローバル・ハブシティが模索するアイデンティティ」

人材のみが唯一の資源として、国内の人材開発に力を入れつつ、国外からも広く人材を受け入れ、グローバル・ハブシティとして発展目覚ましいシンガポール。その成功と課題について、流動性を高めつつある日本を含めたアジアの国々が注目しています。
ミシェル・チョン監督作品のシンガポール映画『スター誕生』(Already Famous/一泡而紅、2011年)は、それぞれに夢を抱いて世界中からやって来る人たちが交差するシンガポールならではのユーモアあふれたラブコメディです。
本シンポジウムでは、アジアフォーカス・福岡国際映画祭で来日中のポーリン・ユイ(Pauline Yu)氏(『スター誕生』プロデューサー)をお招きし、映画を通じて今日のシンガポールのアイデンティティに迫ります。

【日時】 2013年9月17日(火)13時~15時
【会場】 キャナルシティ博多貸会議室(福岡市中央区住吉1-2-25 キャナルシティビジネスセンタービル6階)
【プログラム】
・司会・趣旨説明
篠崎香織(北九州市立大学)
・ゲストスピーカー
ポーリン・ユイ(『スター誕生』プロデューサー)
・話題提供
田村慶子(北九州市立大学)「シンガポールで働く外国人」
及川茜(神田外語大学)「ヨンピンからシンガポールへ――カンポン・ガールの上京物語」」
・閉会挨拶
深尾淳一(映画専門大学院大学)

★アジアフォーカス・福岡国際映画祭『スター誕生』上映情報
9月14日(土)20:30/9月18日(水)19:20/9月20日(金)14:50/9月22日(日)9:45
(詳細はこちら )

【参加方法】入場無料、事前申し込み不要
【問い合わせ先】篠崎香織 kaoris@kitakyu-u.ac.jp
【主催・共催】
・主催
マレーシア映画文化研究会 
京都大学地域研究統合情報センター共同研究 「映画に見る現代アジア社会の課題」
・共催
日本マレーシア学会
東南アジア学会九州地区例会
科研費(基盤A)「広域アジアの市民社会構築とその国際政治的課題」
・協力
アジアフォーカス・福岡国際映画祭
北九州市立大学

http://www.cias.kyoto-u.ac.jp/event/?p=1572

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日本映画「ウタヒメ」と韓国ドラマを比較してみよう!

「ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター」(2012年 監督:星田良子)を観てきました。
「崖っぷちの女たちロックバンドやっちゃいます!?」のコピーのとおり、様々な問題を抱えているアラフォー主婦たちがロックバンドを結成、ライブに参加するまでのお話です。主演には黒木瞳、真矢みき、木村多恵、山崎静代。
ディープ・パープルの「スモーク・オン・ザ・ウォーター」がタイトルにもなっていますが、主題歌はZARDの「あの微笑みを忘れないで」です。

テレビCMを目にした時、思い出したのは韓国ドラマ「カムバックマドンナ~私は伝説だ」
こちらも4人の女性が今のウップンをはらすようにロックバンドを組んで、困難にぶつかりながらもバンド活動していくごとに輝いていきます。

 

「ウタヒメ」のリーダー美恵子(黒木瞳)はなんでも卒なくできて完璧なはずなのに、なぜかいつも空回り…絵に描いたような理想的な主婦のはずが、夫にも娘にも自分が見えてないみたい…。がむしゃらに練習してライブに参加して自分にもロックな一面があるところを見せたい。

一方、「カムバックマドンナ」のリーダーソルヒ(キム・ジョンウン)は韓国を代表する法律事務所の若奥様。結婚後まったく自分にふり向いてくれない夫、常に釣り合わない家柄を持ち出し口うるさく監視する姑。理想の結婚のつもりが、自分の居場所が見つからず夫のうわきも相まって離婚を決意…そして自分らしさを取り戻す為に昔の仲間とバンドを結成。
日韓の今の自分になんとなく違和感を感じているそれぞれ4人の女性たちが、ひとつのハードルを飛び越えて輝いてく。そのフィルターがロックバンドなんですが、似てるでしょ?

最初に「ウタヒメ」を知った時、「カムバックマドンナ」のリメイクかと思ってしまったくらいです。でも「ウタヒメ」には原作本、五十嵐貴久『1995年のスモーク・オン・ザ・ウォーター』(双葉文庫)があるそうなので、この本もチェックしてみよう…。

 

 

「カムバックマドンナ」の方はドラマ(全16話)なので、ロックバンドのシーンだけではなくお話が多岐にわたりますが、それでも演奏シーンが売りのドラマです。
「ウタヒメ」のラスト、演奏シーンはさすが宝塚!サマになってましたよ〜。
バンドを組むかは別として、どちらも抱えている悩み不満、登場人物には、うんうん、あるある、こんな人いる〜と突っ込みのひとつもいれたくなるようなリアルな内容です。

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「お父ちゃんの初七日」が劇場公開されます!

アジアフォーカス・福岡国際映画祭2010で最大の観客動員数を記録!

台湾のアカデミー賞にあたる金馬奨で7部門にノミネート、エッセイ・リウが最優秀脚色賞、ウー・ポンフォンが最優秀助演男優賞を受賞!

口コミで評判となり、台湾全土に拡大上映!稀にみるロングランヒットを記録!

あの「お父ちゃんの初七日」がタイトルを改め「父の初七日」として劇場公開されます!

【福岡】中洲大洋 3月24日~



製作・監督:ワン・ユーリン(王育麟) 原作・脚本・監督:エッセイ・リウ(劉梓潔)

出演:ワン・リーウェン(王莉雯)/ウー・ポンフォン(吳朋奉)/チェン・ジャーシャン(陳家祥)/チェン・タイファー(陳泰樺)/タイ・バオ(太保)

2009/台湾/92分/カラー/ビスタ/35㎜/原題:『父後七日』

© 2010 Magnifique Creative Media Production Ltd. Co. ALL rights reserved

提供:マクザム パルコ 太秦 配給・宣伝:太秦 後援:台北駐日經濟文化代表處

協力:日本緑茶センター株式会社、茶語(Cha Yu※)新宿髙島屋店、日本中国茶普及協会、横浜大世界、チャイナ エアライン、烏来、H.I.S. ※uの上に棒線

2012年3月3日(土)より東京都写真美術館ホール、銀座シネパトスにて“父をおくる”ロードショー!

【作品情報】http://www.shonanoka.com/

【中洲大洋】http://www.nakasu-taiyo.co.jp/eiga.html#chichi_hatu

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”韓国ニュー・ウェーブ、再発見”映画上映のお知らせ

―歴史が動くとき、映画は生まれる― 韓国ニュー・ウェーブ、再発見

1980年代、表現の自由を求め、新しい映画の時代が幕開けようとしていた

韓国国民俳優アン・ソンギ主演の名作が、今スクリーンでよみがえる

本邦劇場初公開!!『風吹く良き日』 【福岡】中洲大洋 4月7日~

監督・脚本:イ・ジャンホ 出演:アン・ソンギ、イ・ヨンホ、キム・ソンチャン、ユ・ジイン、キム・ボヨン

【1980/韓国/カラー/シネスコ/113分】 (C)東亜輸出公司

第19回(1980)大鐘賞―監督賞(イ・ジャンホ)・編集賞・最優秀新人賞(アン・ソンギ)

第17回(1981) 百想芸術大賞―大賞・作品賞・男子新人演技賞(キム・ソンチャン

23年ぶりのリバイバル上映!!『鯨とり ナドヤカンダ』 【福岡】中洲大洋 4月14日~

監督:ぺ・チャンホ 出演:アン・ソンギ、キム・スチョル、イ・ミスク、イ・テグン

【1984/韓国/カラー/シネスコ/112分】 (C)黄奇性事團

第4回(1984) 映画評論家協会賞―最優秀作品賞・監督賞(ペ・チャンホ)

第20回(1984) 百想芸術大賞―大賞・作品賞・新人演技賞(キム・スチョル)

第1回(1985) 東京国際映画祭出品作品

【作品情報】http://kazetokujira.com/

配給:太秦 配給協力:アジア映画社 特別協賛:アジア市場、(株)大山 後援:在日本大韓民国民団中央本部、在日韓国人連合会 協力:クリエイティブアクションズ発見の会、コンポラリーナティヤム

6/18(土)新宿K’s cinemaにて時を超えて連続ロードショー‼【北海道】札幌・シアターキノ 【新潟】シネ・ウインド 【神奈川】横浜シネマジャック&ベティ 【大阪】シネ・ヌーヴォ 【京都】京都みなみ会館 【福岡】中洲大洋劇場 http://www.nakasu-taiyo.co.jp/eiga.html#kazehuku

【沖縄】桜坂劇場  他全国順次公開

 

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あじびで松岡環さんの講演会が開催されます(2/12)

2月12日に、福岡アジア美術館(福岡市博多区博多リバレイン内)で開催されている「魅せられて、インド。」展 の関連イベントとして、アジア映画研究者松岡環さんの講演会が開催されます。

ご存知のとおり松岡さんは、日本におけるインド映画研究の第一人者として、活躍されています。

その話を聞くことのできる貴重な機会を逃さないで下さい

前日には作家?の妹尾河童さんの講演会も開かれます

詳しくは、福岡アジア美術館のホームページから

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アジアフォーカス言いたか放題 「趙婦人の地獄鍋」(マレーシア)


あうっ、いっ、いっ、うっ!もっとおっ!いやっちょっと、まって!えっそんなっ!だめ!なんてM男君が期待するようなシーンも出てきたりして。ですけれども、世の中そんなに甘くないです。悪い男は罰せられるのだ!ごめんなさい。もう悪いことは決してしません。女王様お許しください!なんて今更言ってももう遅い。この映画では一切の容赦なし!いい男だろうが優しい男だろうが善人だろうがそんなこたあ関係なし。男は全て悪!悪!悪!観ればわかる美人三姉妹の魅力と恐ろしさ。セクシーな姿態に見とれてうつつを抜かしていると、ああら不思議、おいしいカレーのできあがり。そしていつの間にか、街でも大評判のカレー屋さんになっちゃいました。ちゃんちゃん。



アンガージュマンといいましょうか、ルサンチマンと言いましょうか。とにかく拘束的、怨念的、蠱惑的、復讐的な、バシッ!ドピュー!が炸裂します。やはり女性はおとろしかです。目を覆うだけじゃなくあんな所もこんな所も覆わなければ大変なことになりそうです。ああもうこれ以上文字で説明するとかなり痛くて放送できません。これ以上私にこの映画の事を語らせるのはご勘弁ください女王様!なんて、常に女王様に許しを請いたくなるような魅力的な、特に真性M男君にとってはそんな素敵な、そしていつも女王様であられる女性の皆様方にとっては「そんなんあたりまえじゃろ!きさまら男はいつもボケくさって!ざまみさらせ!ケっ!」的な映画。

YouTube Preview Image

とても混乱していて訳がわからなくなっていますが、それもそのはず私ども男性にとってはどうにもこうにも辛くて生きにくい世の中になったものですから。しかしながら、女性の方々はとにかくスカーっとすること間違いなし。これ以上弁明することはございません。是非ともデートでお越しください。その後の責任は一切取れませんが・・・

こんなこと書いちゃって言うのも何ですが、18禁ではありますが、SMチックなセクシーシーンは、決してこの映画の見せ場ではありませんっので、変な期待はなさらないで!

先ほど決まったのですが、この映画の主役である、美人三姉妹の次女がアジアフォーカスにゲストでお出でいただける事になりました。怖いけど楽しみです。

動画が見られない場合は福岡チャンネルでご覧ください。

http://www.youtube.com/user/Fukuokachannel#g/c/CDF3896916102AFF

ky

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アジアフォーカス言いたか放題 冬休みの情景(中国)

かっくいーっ!しびれるううう。ていうか本当にからだがしびれるぜ。最後まで観たらわかりますけど。ていうか耳がつんざけルていうか。こんな音楽ありっっすか先生?かなりぶっ飛んでますぜあなた。NHKアジア・フィルム・フェスティバルで、すでにごらんになった方もいらっしゃるかもしれませんが、真面目にみてると、なんじゃこらああ、なめてんのかいわれえ!的なかっこよさがありますです。音楽サイコ-。掛合サイコ-。不思議さ炸裂。失笑必至。これってお笑い映画なのかい。かなりあばんぎゃるどなんだけど。

まず舞台が変な感じ。なんかよくわかんないけど、地球じゃないどっかの、でも中国の田舎ぽい、モンゴルっぽい、でもやっぱかなり架空の名前の無い街。なんかうっそぽいとこ。リアルなんだけど、書き割りっぽく見えてしまうところに、毛糸帽頭の少年達がたくさんでなく少しだけいます。女の子もほんの少しだけでてきたり。でも全然恋愛なんかもありえない雰囲気で。いっつも微妙な曇りゾラで乾いてて薄暗くて、変な音が聞こえてきて。架空現実少年譚とでも言いましょうか。じいちゃんも出てきますけど。彼らの表情の不思議。掛合の変具合。かぜがひゅうっうう、と吹き抜けていく、ぽつねんとした空間とか間合いとか。とっても素敵な変さ加減が来ちゃってます。

ストーリー云々なんて、プロット云々なんて、感動うんぬんなんて、中国現代社会のかんぬんなんてかんけいないし。映画の新しい可能性というと言い過ぎですが、普通の映画から普通の映画らしいところをどんどん引いていったら出来ちゃった、的突然変異さんいらっしゃい!って感じです。わかんないですよね。つまり言ってみれば、ちょっとした映像詩なのかもしれません。

カタログに掲載するために監督達からメッセージをいただくのですが、リー・ホンチー監督のメッセージはかなり”きてます”です。過言では無く。まるで映画そのものの意味不明さは、本気なのか(ごめんなさい監督)それとも、世の中をあざ笑うがごとく、茶化しきっちゃってるのか。とにかくへいへいぼんぼんへいぼんぼんな暮らしと頭脳と家庭と仕事と父と母の私めにはさっぱーりわかりまひえーん。でも某詩人の先生にお見せしたところ「判るよ。判る。うんうん。かれの言いたいことは。うんうん。」なんてもっともらしく言い切られたりして。僕ってたんなる鈍感野郎なんだろうなあって、ちょっと悲しくなったほどすごい監督メッセージでした。

だからそんなすごい、ありがたいかも的な、お言葉も掲載している、カタログも是非購入のためクリック・クリックしてください。あ、まだネットでは売ってませんので、映画祭がはじまったら、「あの変な監督メッセージのったやつくださいっ是非是非っ!」って所望されると1000日本円(100円10枚でも全然オッケー)ときっかし1冊の豪華フルカラー二カ国語カタログと間違いなく交換可能な状態にこぎ着けたいと考えておりますので一家に一冊どうぞ。不思議好きさん歓迎します。ky

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アジアフォーカス言いたか放題 車の影に(フィリピン)

ずんどこの底の底。いままでにこんなに奥深く落ち込みまくる作品があったろうか。いやあなかった。とにかく落ち込みまくります。しばらく再起不能状態に陥るかもしれません。

あたしもフィリピンには少しだけ行ったことがあったりしますが、人々は陽気だけど、確かに社会的には結構厳しそうだなあと感じてました。特に格差が酷い。10年以上前に行ったときは富裕層のアーチストの家を訪問したのですが、完全なゲイテッドシティで、街の入り口には自動小銃を抱えた警備員が目を光らせており、さらに各家庭にもライフル銃構えた人が門にいたりして。つい数年前に行った時も、相変わらず線路沿いにはバラックの住居が軒を連ねスラム化していたし、観光地化している歴史地区(世界遺産にもなっている)でさえ、ちょっと入り込むと、饐えたにおいが漂う貧民地区だったり。(前もどこかで書いたかもしれませんが)

この映画はそんなフィリピンだからこそ描ける、現代社会では、かなり極限的に悲惨な状況にある家族、ていうかこれは本当に家族なのか?的な、でもやはり人々の愛情をテーマにしたお話なのです。基本的に男は結構無責任で酷いやつらです。これはどこの世界でも同じで、またしてもやはり、も-サイテ-的アニマル野郎が炸裂してます。なんか同じ男として悲しすぎます。偉そうなことは全く言えませんが、それにしてももうちょっとどうにかしちゃってんしゃい。一方母は強く美しい。その愛情は海より深し。ああそれなのに。そんなむちゃくちゃな事が・・・・あってはならないことが。神様、もう少しどうにかならなかったものでしょうか。

それにしてもフィリピン映画ってかなりすごくないですか。去年のブリリャンテ・メンドーサ(Brilliante Mendoza)監督の「ばあさん」(Lola)にしても、レイモンド・レッド(Raymond Red)監督のマニラ・スカイ(Manila Skies)にしても、あまりに切実でリアルで切ない物語でしたが、今回のアドルフォ・ボリナガ・アリックスJr.(Adolfo Borinaga Alix Jr.)監督の「車の影に」(Chassis)は究極の切なさです。いくら貧しい中で強く健気に生きる人々を描いても、ここまで描かれるともう勘弁してください。

映画の悲惨さは本当に目を覆いたくなるばかりなのですが、前編モノクロームの映像は、白黒ならではの陰影が、眩しいほどに明るく、闇夜のように底暗く冷たく堅くそして美しくもあるのです。たしかに、この映画はカラーでは描写出来ない。これほどまでにモノクロで描くべきことに納得出来る映画も少ないかもしれません。白と黒のイメージの強烈なコントラストこそが、観る者の想像力を極限まで高める、そんな至高の映像美が展開されるのだから。

フィリピンの一つの現実に迫った間違いなく傑作ですが、落ち込み必至です。覚悟して観よ!ky

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キムチとマッコリがほしくなる…?日本映画「血と骨」

2004年に公開された日本映画「血と骨」。原作は作者梁石日(ヤン・ソギル)自身の実父をモデルした同名小説です。ビートたけしが主人公金俊平を演じて話題に。私は小説を最初に読んでいたので、大男だった鬼気迫る金俊平をたけしが演じるには少し小さくて物足りないと思っていたのですが、「鬼気迫る」という部分は、たけしから立ち上る憤りが観ている側に充分伝わって、たけしの金俊平だったと思います。

「血は母より骨は父より受け継ぐ」のだそうです。血の方が濃い気がするけど、骨は死んでも残るってことなのでしょうか。金俊平は生まれた娘には目もくれず、息子にこだわります。その割に長男(梁石日)にはひどい仕打ちでしたが…。自分の生を呪い、信じるのは自分自身だけと思い込んで日本に渡って生きてきた金俊平の生き様は、到底理解できるものではありませんでした。けれど、強烈な怪物のような金俊平のまわりで生き抜く妻をはじめ多くの人々の生活から目がはなせなくなるんです。

最近の韓国エンタメにひたっている私ですが、甘く優しいアイドル、俳優からは想像もつかない男性の話です。食事風景、お酒、慶弔事などいろいろな韓国の生活が見えてきます。2時間半の映画よりは小説の方がより詳しいのは言うまでもありませんね。まず映画でおさらいしてから小説でじっくりというのがいいかもしれません。

ものすごく暴力的で残酷なシーンが多い映画なのに、この映画を思う時キムチ、茹で豚、マッコリがほしくなる私です…。

あっ、私も…と思った方の為に一つお店の情報を…。このお店でポッサムキムチやチヂミをつまみにすれば、マッコリもすすみます!しかも店内には今をときめくK-popのミュージックビデオがながれていて、こちらでもマッコリがすすむというもの…(笑)

『コリアンキッチン ポジャギ』福岡市早良区西新5丁目2-43ラガッツア西新1-3-1

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優しく切ない言葉…「君のためなら千回でも」

アフガニスタン・カブール出身のカーレド・ホッセイニの小説を原作とした2007年のアメリカ映画ですが、舞台は70年代80年代のアフガニスタン。アフガニスタンといえば、タリバンしか浮かばないという非常にとぼしい知識の中で観た映画でした。1979年のソ連によるアフガニスタン侵攻と日本人の私たちにはわかりにくい複雑な人種問題がベースにあります。

まだ美しく活気にみちたアフガニスタンで成功した父のもと、何不自由なく暮らすアミール少年とそこで父親と共に召使いとして働いていたハザラ人のハッサン。それでも同世代のアミールとハッサンはいつも一緒の兄弟であり、親友でもありました。 続きを読む

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