Focus on Cinema

【Focus on Cinema vol.2】ゲストインタビュー③

冬休みの情景(中国)
プロデューサー:アレックス・チョン


常に問いかけをすることで本質を見てほしい
スラッとした長身でソフトな話し方が印象的なアレックス・チョンさん。スイスから来福したという長旅の疲れを少しも見せずに、観客の質問ににこやかに答えてくれました。

「冬休みの情景」は2010年スイスのロカルノ映画祭で最高賞の金豹賞を受賞した作品。静止に近いテンポで繰り広げられる映像展開、極端に少ない会話など、独特な世界観に観客は引き込まれていました。

リー・ホンチー監督は詩人でもあり、内蒙古の若者たちの退屈な日常を描いた本作ですが、短い詩的な会話の一語一語がどこか哲学的で、そこに怒りや絶望が凝縮されているとチョンさん。「若者たちはいつもお互いに問いをぶつけあうことが多く、それはすごく意味のあること。私たちは知らず知らず常に問いかけて生きているんですね。そこに本質が見いだせれば。日常で忘れていることを見直すきっかけになってほしい」と思いを語ってくれました。

【Focus on Cinema vol.2】より

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