Focus on Cinema

【Focus on Cinema vol.3】ゲストインタビュー③

浄土アニャン(韓国)
監督:パク・チャンギョン

ドキュメンタリーなのか、フィクションなのか?
欧米、アジアでの個展やビエンナーレなどでその芸術性が高く評価されたチャンギョン監督。その後、短編映画を発表し、2010年に「浄土アニャン」で長編映画監督としてデビュー。本編はわずか3カ月で作ったといいます。「朝鮮半島で一番、浄土に近い場所といわれるアニャンという地の調査活動を、そのまま映画に映し出しています。旅するみたいに観てください」と上映前にアドバイス。

ドキュメンタリーなのかフィクションなのか、ミステリアスな作品を観終わっての質疑応答。映画では、実際にグリーンヒルという縫製工場で22人の女工が火災で亡くなった事件に触れていますが、その表現方法については「センセーショナルに扱うのでも過去の反省を導き出すのでもなく、どういう表現が哀悼の意になるかを考え、また観る人にもそう感じてほしかった」といいます。

また、「監督の作品にはシャーマンがよく出てきますが、何か思いがあるのでしょうか」という男性ファンからの質問に、「シャーマニズムには非常に関心があります。近代化されていく時代の中で、失われたものを復元し文化としてバランスよく残していきたい」と真摯に受け答えする姿が印象的でした。

【Focus on Cinema vol.3】より

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