Focus on Cinema

【Focus on Cinema vol.5】2011年「福岡観客賞」は イラン映画「ナデルとシミン(仮題)」に決定!!


オープニング上映会で絶賛!! 納得の結果に
今年で21回目となる「アジアフォーカス・福岡国際映画祭2011」。10日間の期間中、クライマックスを迎えた9月21日、「福岡観客賞」の発表と授賞式がJR九州ホールで行われました。

9月17日から19日までの間、観客に映画観賞後、5段階評価で投票してもらった結果、最も平均点の高い作品が「福岡観客賞」に。本映画祭のハイライトでもあるシーンに立ち合おうと多くの映画ファンが詰めかけました。

今回上映のノミネート作品が発表を待ち望み、熱気あふれる観客の前に華やかなゲストたちが登場、会場内の期待と緊張が一気に高まります。

「今年も秀作ぞろいで甲乙つけがたいものでした」と映画祭実行委員会の新藤恒男会長。しかし受賞作は1作だけです。張り詰めた空気の中、新藤会長が声高らかに発表したのは…、「イラン映画の『ナデルとシミン(仮題)』です!」。

その瞬間、判事役の俳優、ババク・キャリミさんが満面の笑みをたたえ両手を挙げて立ち上がり、割れんばかりの拍手が会場内に鳴り響きました。アスガー・ファルハディ監督の「ナデルとシミン(仮題)」はオープニング上映会で観客に問いを投げかけ、絶賛された作品。「この作品はいろいろな賞を受賞しましたが今日の賞は特別です。なぜなら今までの賞は専門の審査員によるものですが、この賞は観客の皆さんが選んだものだからです!」とババクさん。新藤会長から証書と副賞、梁木ディレクターからトロフィーが贈られ、温かい拍手とカメラのフラッシュに包まれました。

「複雑なイスラム社会を描いた作品なので、映画が訴えたいことが日本の皆さんに伝わるかどうか、正直不安でした」とババクさん。「これは一つの家族の物語であり、都市に住む市民たちを描いた物語、全世界共通の問題だと、観客賞をいただいてあらためて感じました。これからも、自信を持ってイランの持つメッセージを世界中に伝えていきたい」とニッコリ。観客はもちろん、他のノミネート作品のゲストたちも納得の表情を浮かべていました。

【Focus on Cinema vol.5】より

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