ディレクター梁木のアジア映画館

梁木ディレクターのここが見どころ!⑭ 【神の眼の下(もと)に〈韓国/カンボジア〉】

 
究極の状況の下での、
人間の苦悩と選択を描く人間ドラマ

80年代の韓国映画といえば、泥臭く、とことん過激なイ・ジャンホでした。その名を聞かなくなってから久しいのですが、なんと19年ぶりに長編を監督。これは見逃せません。東南アジアで宣教活動をする韓国人のカトリック信者9人。高揚した気分でイスラム過激派の人たちが支配する地域に足を踏み入れたと思ったら、一行は拉致されてしまう。命をとるか、宗教をとるか、究極の選択を迫られる宣教師たち、信者たち。さあ、どうする……?

信仰する人々の苦悩を、韓国リアリズム映画の巨匠イ・ジャンホ監督が繊細かつ大胆な心理描写で描きます。神のもとに人間は信じる心を持ち続けられるか。沸騰する人間ドラマです。ずいぶん昔に読んだ遠藤周作の小説「沈黙」を思い出しました。


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