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FOCUS ON CINEMA⑥【福福荘の福ちゃん〈日本〉Q&A】

監督:藤田容介




沖縄国際映画祭に続き、イタリアなど海外の映画祭で上映され、そしてモントリオールで行われた第18回ファンタジア国際映画祭で「最優秀主演女優賞」に輝いた本作品。上映中、会場は爆笑に次ぐ爆笑の渦。インパクトのあったシーンを振り返りながら、藤田監督への質問が次々に飛び出しました。

 

Q:まさにハマり役でしたが、主人公の男役を森三中の大島美幸さんに決めた理由を教えてください。

監督:実はシナリオを書く前に、主人公は大島美幸さんじゃなきゃダメだという想いがあって、大島さんを想定してプロットを書いたんです。もし出演を断られたら、この作品は撮らないつもりでいました。

大島さんはテレビで男装姿も見ていたし、過去にいじめにあった経験もあるんですね。この映画の主人公のように“ブサイクだけどいい顔”をしていたり、“豪快だけど実は内面に闇を抱えている”といった両方の面を持ち合わせている特殊なキャラクターだし、この人しかいない、と。

 

Q:男性役を女性が演じているという点で、海外での反応はいかがでしたか?

監督:海外では上映前に主役が実は女性だということを伝えていましたが、みんな驚いていました。たまたまドイツで伝え忘れたことがあって、その時は男性だと信じて疑わなかったようです。

 

Q:主役の男性でなく、ヒロインがカメラマンという男女逆転のような発想の設定が面白かったです。リアリティを感じる作品でした。

監督:そう言っていただけると嬉しいですね。撮る・撮られるという関係性の中で生まれる主人公の高揚感を伝えたかったんです。役者さんたちにも、コメディーだけど抑えた演技を望みました。希望額の半分という低予算でなんとかやりくりして作った作品ですが、譲れないシーンはがんばって撮りました! 肩の力を抜いて楽しんでいただけたら嬉しいです。

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