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FOCUS ON CINEMA⑩【ロマンス狂想曲〈台湾〉Q&A】

(左から)シエ・チュンイー、チャン・シューハオ



 

監督:シエ・チュンイー
男優:チャン・シューハオ


 

今回の映画祭のオープニング上映会を華々しく飾ったラブ・コメディー。日曜の昼間とあって多くのファンが詰めかけました。Q&Aでは主人公役のチャン・シューハオさんが、マイクを会場の観客に直接走って届けるなど嬉しいハプニングも起きました。

 

Q:気の強い大陸女子と優柔不断な台湾男子のラブストーリーという構想はどこから得たのですか? 実際に映画で描かれているような男女はいるのでしょうか?

監督:これは私の実体験を基にしています。ニューヨークの大学に在学中に、大陸から留学していた女性に出会い、中国語を話す学生は僕と彼女だけだったのでよく話をしてましたね。この映画で主人公の二人が冗談を言い合うシーンが多いですが、それも実際に僕たちが喋っていたことです。その彼女、っていうのがこの映画のプロデューサーの一人である、グ・チャオなんですけどね(笑)。

 

Q:…ということはそれから、何か発展はあったということですか?

監督:特にそういうことはありませんでしたね(笑)。ただ良い友人にはなれましたよ。主人公の二人にはステレオタイプのキャラクターをあてはめました。一般の台湾の男性は大陸の女性にズケズケものを言う、気が強いというイメージを持っていて、大陸の女性は台湾の男性に気が弱い、曖昧、優柔不断というイメージを持っているんですね。そんな二人が実際出会ったらどうなるだろう、と想定しました。しかし、この映画では二人が人間同士心を通わせていくことによって、最終的にイメージや出身地はただの表面的なモノになっていくんです。その過程を楽しんでいただきたいし、人間は実際出会って話をしていく中でわかり合っていくということが伝わればいいなと思っています。

 

Q:主人公のアーチェンはオタクで3枚目という印象でしたが、実際のチャンさんはカッコいいですね! 相手役のホアン・ルーさんと共演された印象は?

男優:自分と全く違うタイプの役を演じるのが役者の醍醐味です。今回はオタクの友人を見ながら、アーチェンという人物をつくりあげていきました。ホアンさんは映画の中の役柄に良く似ていますが、そこまで怖くなかったですよ(笑)。大陸の女性らしくストレートな雰囲気で接してくれましたし、彼女自身が男っぽい感じだったので(笑)、リラックスして話せました。彼女や監督と、本当の大陸女子と台湾男子が出会ったらどうなるか、ということを話し合いながらつくっていくプロセスがすごく面白かったです!

 

初めて台湾映画を観たという中国出身の女子留学生から「女性の描き方がリアル!」という声も上がり、盛り上がったQ&A。日本のアニメや漫画が大好きというお二人の熱いトークも繰り広げられ、笑顔が溢れるひとときとなりました。

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