おすすめアジア映画

アジアフォーカス言いたか放題 冬休みの情景(中国)

かっくいーっ!しびれるううう。ていうか本当にからだがしびれるぜ。最後まで観たらわかりますけど。ていうか耳がつんざけルていうか。こんな音楽ありっっすか先生?かなりぶっ飛んでますぜあなた。NHKアジア・フィルム・フェスティバルで、すでにごらんになった方もいらっしゃるかもしれませんが、真面目にみてると、なんじゃこらああ、なめてんのかいわれえ!的なかっこよさがありますです。音楽サイコ-。掛合サイコ-。不思議さ炸裂。失笑必至。これってお笑い映画なのかい。かなりあばんぎゃるどなんだけど。

まず舞台が変な感じ。なんかよくわかんないけど、地球じゃないどっかの、でも中国の田舎ぽい、モンゴルっぽい、でもやっぱかなり架空の名前の無い街。なんかうっそぽいとこ。リアルなんだけど、書き割りっぽく見えてしまうところに、毛糸帽頭の少年達がたくさんでなく少しだけいます。女の子もほんの少しだけでてきたり。でも全然恋愛なんかもありえない雰囲気で。いっつも微妙な曇りゾラで乾いてて薄暗くて、変な音が聞こえてきて。架空現実少年譚とでも言いましょうか。じいちゃんも出てきますけど。彼らの表情の不思議。掛合の変具合。かぜがひゅうっうう、と吹き抜けていく、ぽつねんとした空間とか間合いとか。とっても素敵な変さ加減が来ちゃってます。

ストーリー云々なんて、プロット云々なんて、感動うんぬんなんて、中国現代社会のかんぬんなんてかんけいないし。映画の新しい可能性というと言い過ぎですが、普通の映画から普通の映画らしいところをどんどん引いていったら出来ちゃった、的突然変異さんいらっしゃい!って感じです。わかんないですよね。つまり言ってみれば、ちょっとした映像詩なのかもしれません。

カタログに掲載するために監督達からメッセージをいただくのですが、リー・ホンチー監督のメッセージはかなり”きてます”です。過言では無く。まるで映画そのものの意味不明さは、本気なのか(ごめんなさい監督)それとも、世の中をあざ笑うがごとく、茶化しきっちゃってるのか。とにかくへいへいぼんぼんへいぼんぼんな暮らしと頭脳と家庭と仕事と父と母の私めにはさっぱーりわかりまひえーん。でも某詩人の先生にお見せしたところ「判るよ。判る。うんうん。かれの言いたいことは。うんうん。」なんてもっともらしく言い切られたりして。僕ってたんなる鈍感野郎なんだろうなあって、ちょっと悲しくなったほどすごい監督メッセージでした。

だからそんなすごい、ありがたいかも的な、お言葉も掲載している、カタログも是非購入のためクリック・クリックしてください。あ、まだネットでは売ってませんので、映画祭がはじまったら、「あの変な監督メッセージのったやつくださいっ是非是非っ!」って所望されると1000日本円(100円10枚でも全然オッケー)ときっかし1冊の豪華フルカラー二カ国語カタログと間違いなく交換可能な状態にこぎ着けたいと考えておりますので一家に一冊どうぞ。不思議好きさん歓迎します。ky

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