おすすめアジア映画

アジアフォーカス言いたか放題 「すばらしき大世界」(シンガポール)

この映画他の所では、私もコメディーとかラブコメディーとか言っちゃってますが、実は最後に結構ずしーーーーーーんときちゃいます。「笑いと涙の感動巨編!」なんて良く言いますが、この映画も最後は結構涙あふれちゃいます。でも、その涙も単なる感動の涙という訳ではなく、日本人の場合は悔悛の涙と申しましょうか。シンガポールの人だったら怒りの涙と申しましょうか。観る人によって流す涙の種類が違うのではないかと思います。



もちろんそこに至るまでは、楽しく笑えて、しかも感傷的でノスタルジック、昔懐かし型のとても素敵な映画です。舞台装置もなかなか興味深く、とりどりの色彩が美しい。例えば、フランシス・フォード・コッポラ監督の「ワン・フロム・ザ・ハート」やバズ・ラーマン監督の「ムーランルージュ」などといった映画がありましたが、そんな幻想的で鮮やかな舞台装置にイメージがダブります(もうちょっとアジア的である意味安っぽい感じですが、そこがまたいい味出してます。やはり日本とよく似てます)。ミュージカルではないけれど、音楽にあふれ、人生喜怒哀楽的な盛り上がり感がいっぱいです。

脇役でレストランの従業員達が沢山出てきますが、彼らもまたいい味出しちゃってます。なんてすばらしいのでしょうか人間って、僕もこうありたいものだ、と思っているところに、あーらら、そんなに酷いことを、同じ人間なのに。とにかく日本人ならば、最後まで目を見開いてみることをおすすめします。忘れていた、目をそらしていた色んな事を思い出すかもしれません。

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大発展を遂げているシンガポールも、発展したからこそ、こんな映画を創り、観る心境になってきたんだろうなあと思います。ちょっと過去を振り返って今の自分たちを確かめるような。

人の優しさや希望、思い出や歴史、形にならない沢山の価値、あくせく働いてきた私たち現代人が追い求めてきたもの、これから追い求めるべきものって一体何なのでしょうか。そんなことまで考えさせます。どなたにもおすすめできる名作です。ky

上の動画が見られない方は下の福岡チャンネルでご覧ください。

http://www.youtube.com/user/Fukuokachannel#p/c/0/wW4K46kMuHM

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