アジアフォーカス・福岡国際映画祭

  • メディア・プレスの方へ
  • 日本語英語
  • 公式フェイスブック
  • 公式ツイッター

2016年9月15日(木)~9月25日(日)

ニュース

2015.11.9

日本・トルコ友好125周年記念の超大作『海難1890』 合同記者会見レポート!

日本・トルコ友好125周年記念の超大作『海難1890』
主演の内野聖陽さん、忽那汐里さん、田中光敏監督 来福!

海難-5 FB
本映画祭の関連企画「徹底ナビゲート映像: スペシャル鑑賞会」で特別映像を上映した『海難1890』。
12月5日に公開される本作は1890年に和歌山県紀伊大島で起きた「エルトゥールル号海難事故」、
1985年、イラン・イラク戦争時の「イラン・テヘラン邦人救出劇」、2つの史実を基にした
日本・トルコ合作の超大作。両国の絆の深さを映し出す、心揺さぶられる感動の物語です。

トルコ映画といえば本映画祭ではおなじみですが「エルトゥールル号海難事故」については日本人で知る人は
少ないかもしれません。親善の為、日本を訪れていたトルコ船が和歌山県紀伊大島沖で台風により沈没、
500人もの乗組員が犠牲になった大事故。そのうち69人のトルコ兵の命が大島串本町の人々の
献身的な救助活動により救われ、無事母国に生還を果たしました。
2国間の友好の発祥となった史実はトルコの教科書にも載っているそう。
海難-3
記者会見会場に現れた3人からは笑顔で冗談が飛び出すなど、チームワークは抜群。大変な現場を乗り越えた同志のような雰囲気が伝わってきます。大迫力の海難シーンや、緊迫感がほとばしる救助シーンなど画面から目が離せないシーンが盛りだくさんの本作。「企画から13年、毎年トルコに通い、2年半かけて脚本を完成させ200枚のコンテを6回書き直しました。映画化の大変さについてなら何時間でも語りますよ(笑)」と田中監督。

映画化の始まりは、田中監督の旧友であり現串本町の町長が見つけた一通の手紙。内野さん演じる田村医師のモデルとなる村医者がトルコ政府にあてたものです。和歌山県を通じて治療費の請求をするように村医者たちに求めたトルコ政府。対してその内容は「目の前に苦しんでいる人がいたから助けただけ。私たちに払うお金があるのならトルコの遺族の為に使ってほしい」。この心意気に感銘を受けた町長から、「日本人としての誇りをもっと多くの人に伝えたい」と田中監督に熱いコールが送られたのです。
海難-1
サムライ的な要素を持つ村医者という役柄、短期間で身体を鍛え上げた内野さん。バケツ何杯ものコンニャクを使って、日々手術の縫合の練習を積んだと言います。今回は英語のセリフのシーンも。「しいて苦労点といえば、慣れない英語に気持ちをどうのせるか。また田村医師は善行を成した人間ですが、それをひけらかさず日本人的な抑えた表現を心がけました」とのこと。また「役者の僕にとって、苦労は充実ですから」とニコリ。
まるで田村医師のようなストイックな一面も見せてくれました。
海難-2
田村医師の助手・ハルを演じる忽那さんは、今回失語症という難しい役どころ。「彼女の抱えるトラウマが
どう日常生活に影響するか、常に想像しながらちょっとした表情や仕草に生かしていきました」。
物語のハイライトは、そんなハルが全身全霊の力を振り絞ってトルコ兵を蘇生させるシーン。
「真冬の京都撮影所で、役者もエキストラもずぶ濡れになって皆、カットがかかっても凍えていました。
もうすざましい緊迫感の中、1日で撮影する予定が3日もかかって。あんなに緊張して集中した日々はありません」と忽那さん。「もうあれは演技を超えてたよね!現場の全員が早くトルコの役者たちをこの寒さから救ってあげなきゃと、まるで当時の状況そのもの。気持ちが一体となっていた」と内野さんも壮絶な現場を振り返ります。

実はトルコ映画史上、この100年で海を題材にした映画は初めて。田中監督はトルコクルーに日本の特撮技術を見にきてもらい、波を起こす装置をトルコで作るところから始めたといいます。「日本とトルコ、両国の国民に伝わる、人間の本質を描きたかった」という本作の現場では、両国のクルーの意見がぶつかり合うこともしょっちゅう。
撮影を経ていく度に、互いへの尊重や思いやりが深まっていったといいます。

忽那さんは今作2役に挑戦。「イラン・テヘラン邦人救出劇」では、邦人のテヘラン脱出に奔走する日本人学校
教師・春海を熱演しました。「時代や国が変わっても、真心が突き動かされた時、人間がどのように行動するのかを見てほしい」という忽那さんの言葉を受けて「人が人を思いやる大切さという、シンプルなメッセージをこの映画から受け取ってほしい」と田中監督が会見を締めくくりました。
海難-4

この作品は12月5日(土)公開です。ぜひ劇場に足をお運びください。
詳しくは 作品公式HP で。

共催
  • ASIA center
助成
  • 芸術文化振興基金
特別協賛
  • 西日本シティ銀行
  • 公益財団法人 西日本国際財団
  • 福岡地所株式会社
特別協力
  • インドネシア共和国大使館
上映協力
  • 熊本市
協賛
  • 西鉄
  • 西部ガス
  • 九電工
  • 福岡銀行
  • JR九州
  • タマホーム
  • 正晃株式会社
  • 明治安田生命
  • 麻生情報ビジネス専門学校
  • NTT西日本
  • 東京海上日動

ページの先頭へ戻る