過去のアジアフォーカス

2009年(第19回)

2009
期 間 2009年9月18日(金)〜27日(日)
会 場 西鉄ホール、エルガーラホール、福岡国際会議場
内 容 18か国・地域47作品
入場者数 アジアフォーカス・福岡国際映画祭2009 ---14,471人
協賛企画 ---4,205人
合 計 18,676人
オープニング上映 GO GO 70s(2008年韓国)
福岡観客賞受賞作品 きのう、平和の夢を見た(2009年ベトナム)

 「福岡アジアマンス20周年」となる今年は、福岡アジア文化賞やアジア太平洋フェスティバル福岡、福岡アジア美術トリエンナーレなどアジアマンス主要事業と共同で記念事業を実施するなど、これまで以上に各事業との連携を深め協力して事業に取り組んだ。
また、福岡市と韓国・釜山広域市との間で今年を「福岡−釜山友情年」と設定したことを受け、韓国映画3本を特集上映するとともに、韓流ブーム以降の日韓映画を振り返るシンポジウムを開催した。

 オープニング上映は、その韓国映画特集の中の一作品、チェ・ホ監督が70年代の若者たちを描いた感動の音楽映画「GO GO 70s」。「福岡アジアマンス20周年」記念として、初めて福岡国際会議場を上映会場に使用した。アジア各国・地域から来福されたゲストが会場内のレッドカーペットを華やかに歩いて入場すると、メインホールを埋めた約1千人の観客が大きな拍手で迎えた。第4回目となる市民が選ぶ福岡観客賞には、ベトナム戦争時に書かれた日記のベトナムと米国を結ぶ長い長い旅路を実話に基づいて描いた、ダン・ニャット・ミン監督のベトナム映画「きのう、平和の夢を見た」が選ばれた。

 フォーラムでは、今年の特色として欧米人監督が撮ったアジア映画がピックアップされた。イタリア人監督によるスリランカ人キャストの「マチャン/大脱走」と、英国人監督による日本人キャストの「扉のむこう」。監督を除けば主人公以下キャストのほとんどがアジア人による映画の登場は、オリエンタリズムを越えたのか。両作品の関係者を招いて、その背景を探った。

  今年は新たに2つの協賛企画が開催された。1つは、地元の自主制作団体が集まって開催した「福岡インディペンデント映画祭」。福岡で制作されたインディペンデント作品(自主制作・ドキュメンタリー・実験映像など)の上映を通じて、各団体の交流と活性化を目的に初めて開催された。また同映画祭は、釜山広域市で29回の歴史を持つ「釜山アジア短編映画祭」と姉妹映画祭の関係を結び、開幕式では覚書締結調印式も行われた。

 もう1つの協賛企画が「福大生による東アジア映画字幕制作・成果発表会」。福岡大学人文学部東アジア地域言語学科の有志学生が、1950年代の韓国映画および中国映画の字幕を制作し、その成果発表会が開かれた。


PROGRAM FOR 2009

※作品名の後にの付いている作品は福岡市総合図書館所蔵

黒犬、吠える

メフメット・バハドゥル・エル監督
マリナ・ゴルバチ監督

2009/トルコ/88分

難民キャンプ

レイス・チェリッキ監督

2008/トルコ/106分

ザクロとミルラ

ナジュワ・ナッジャール監督

2009/パレスチナ/98分

アバウト・エリ(原題)

アスガー・ファルハディ監督

2009/イラン/116分

テヘランの孤独

サマン・サルール監督

2008/イラン/75分

さよならグルサルー

アルダク・アミルクロフ監督

2008/カザフスタン/102分

ようこそサッジャンプルへ

シャーム・ベネガル監督

2008/インド/136分

夢の花びら

プラサンナ・ヴィターナゲー監督

2008年/スリランカ/89分

マチャン/大脱走

ウベルト・パゾリーニ監督

2008年/スリランカ・ドイツ・イタリア/107分

虹の兵士たち

リリ・リザ監督

2008年/インドネシア/124分

ゴーン・ショッピング!

ウィー・リーリン監督

2007年/シンガポール/97分

タレンタイム

ヤスミン・アフマド監督

2008年/マレーシア/120分

カティの幸せ

ジェーンワイ・トンディーノーク監督

2009年/タイ/105分

きのう、平和の夢を見た

ダン・ニャット・ミン監督

2009年/ベトナム/105分

伝説の男

リュー・フイン・リュー監督

2008年/ベトナム/106分

爆走自転車

ニン・ハオ監督

2009年/中国/101分

崖っぷちの女たち

ハーマン・ヤウ監督

2008年/香港/90分

あなたなしでは生きていけない

レオン・ダイ監督

2009年/台湾/92分

扉のむこう

ローレンス・スラッシュ監督

2008年/日本/110分

幼獣マメシバ

亀井亨監督

2009年/日本/106分

酒を呑むなら

ノ・ヨンソク監督

2008年/韓国/116分

GO GO 70s

チェ・ホ監督

2008年/韓国/118分

イリ

チャン・リュル監督

2008年/韓国/107分

●アジアフォーカス・アーカイヴス

香魂女—湖に生きる シェ・フェイ 監督 1993年/中国/105分
春香伝 イム・グォンテク 監督 2000年/韓国/ 121分
これを最後に シルス・アルバンド 監督 1992年/イラン/ 93分
ホセ・リサール マリルー・ディアス=アバヤ 監督 1998年/フィリピン/175分
心の闇 プラサンナ・ヴィターナゲー 監督 1995年/スリランカ/80分
ある時一度 バンディット・リッタコン 監督 1995年/タイ/125分
アパートメント ヴィエト・リン 監督 1999年/ベトナム/90分
砂塵を越えて シャウキット・A・コルキ 監督 2006年/イラク・フランス/76分
霧の中の記憶 ブッダデーブ・ダスグプタ 監督 2005年/インド/120分

●協賛企画:バリアフリー上映会

山桜 篠原哲雄 監督 2008年/日本

●協賛企画:日本映画名作選

歌ふ狸御殿 木村恵吾 監督 1942年/大映/84分
喜びも悲しみも幾歳月 木下恵介 監督 1957年/松竹/159分
偽れる盛装 吉村公三郎 監督 1951年/大映/103分
東京五人男 斎藤寅次郎 監督 1945年/東宝/84分
醜聞 黒澤明 監督 1950年/松竹/105分
大江戸五人男 伊藤大輔 監督 1951年/松竹/132分
女中っ子 田坂具隆 監督 1955年/日活/142分
真昼の暗黒 今井正 監督 1956年/現代ぷろだくしょん=独立映画/124分
人生劇場 飛車角と吉良常
内田吐夢 監督 1968年/東映/109分
泥の河 小栗康平 監督 1981年/木村プロダクション/105分

●協賛企画:福大生による東アジア映画字幕制作・成果発表会

青春双曲線 韓瀅模(ハン・ヒョンモ) 監督 1956年/韓国
白毛女 王濱(ワン・ピン) 監督、
水華(シュイ・ホア) 監督
1950年/中国