アジアフォーカス・福岡国際映画祭

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過去のアジアフォーカス

1996年(第6回)

1996年(第6回)

1996
期 間 1996年9月13日(金)〜23日(祝・月)
会 場 ソラリアシネマ1、東映グランド、明治生命ホール、都久志会館、福岡市総合図書館映像ホール
内 容 12か国地域40作品
入場者数 アジアフォーカス・福岡映画祭 ‘96 —13,693人
協力企画 —1,967人
合 計 15,660人
オープニング上映 祝祭(1996年韓国)

この年の6月、福岡市総合図書館内に、アジア映画や日本映画の名作を中心に調査・研究、収集、保存、公開する映像ライブラリーが開館した。これにより、アジア映画の情報拠点としての福岡のポジションはさらに重要なものとなり、その後、映画祭で上映されたフィルムの多くは映像ライブラリーに収蔵していくというシステムが確立した。

アジアでも、産業的にアメリカ映画に負けていない数少ない国フィリピンの特集は、娯楽性も兼ね備えたパワー溢れる作品を中心に、福岡在住のフィリピン人を巻き込んで大いに盛り上がった。特に前年に続いて参加のマリルー・ディアス=アバヤ監督は、その後、新作を発表するごとに福岡映画祭に出品してもらえるようになり、地元の市民団体との交流も積極的に引き受け、福岡ではよく知られたアジアの監督のひとりとなった。また韓国を代表するスター、アン・ソンギも、代表作「祝祭」上映後、ファンに囲まれ、サイン責めにあう光景も見られた。

歌と踊りを盛り込んだ、マニラトナム監督の社会派エンターテインメント「ボンベイ」の上映は、その後の日本におけるインド娯楽映画ブームの礎となったといえるだろう。このほかにも、前年の参加をきっかけにイランと日本との合作となった「神さまへの贈り物」を上映したほか、この年参加のプラサンナ・ヴィターナゲー監督(スリランカ)、ウ=エイ・ビン・ハジサアリ監督(マレーシア)の新進ふたりは、NHKの共同製作のパートナーに選ばれた。

韓国のパク・チョルス監督も、この年の参加が縁で、福岡市の国際プロモーション・ビデオの演出を手掛けることになる。

またこの年より、参加ゲストのコメントなどを伝えるフェスティバル・ニュースが、映画祭期間中に3回発行され、観客の手にわたるようになった。

PROGRAM FOR 1996

※日本語題の()内は、福岡映画祭での上映題
※作品名の後にの付いている作品は福岡市総合図書館所蔵

●フィリピン映画特集
マドンナ・アンド・チャイルド マリルー・ディアス=アバヤ監督 1996/フィリピン/Color/121min.
フロール事件 ジョエル・ラマガン監督 1995/フィリピン/Color/123min.
あの日の約束 ジョエル・ラマガン監督 1994/フィリピン/Color/136min.
バイオレンス チト・ローニョ監督 1995/フィリピン/Color/104min.
あなたに夢中で ホセ・ハヴィール・レイエス監督 1993/フィリピン/Color/117min.
愛すればこそ ローレス・ギリエン監督 1993/フィリピン/Color/110min.
ノリ・メ・タンヘレ ヘラルド・デ・レオン監督 1961/フィリピン/B & W/180min.
●アジアの秀作映画
夢がほんとに キャマル・タブリジ監督 1996/イラン/Color/100min.
マジド・マジディ監督 1996/イラン/Color/92min.
神さまへの贈り物 モハマッド=アリ・タレビ監督 1996/イラン・日本/Color/81min.
ボンベイ マニラトナム監督 1995/インド/Color/140min.
心の闇 プラサンナ・ヴィターナゲー監督 1995/スリランカ/Color/82min.
放火犯 ウ=エイ・ビン・ハジサアリ監督 1994/マレーシア/Color/70min.
祈り ホー・クアン・ミン監督 1996/ベトナム・スイス/Color/85min.
スケッチ・オブ・Peking ニン・イン(寧瀛)監督 1995/中国/Color/102min.
喝采の扉(虎度門) シュウ・ケイ監督 1995/香港/Color/87min.
熱帯魚 チェン・ユーシュン(陳玉勲)監督 1995/台湾/Color/108min.
祝祭 イム・グォンテク(林權澤)監督 1996/韓国/Color/100min.
301・302 パク・チョルス(朴哲洙)監督 1995/韓国/Color/99min.
絵の中のぼくの村 東陽一監督 1995/日本/Color/112min.
●協力企画:韓国映画祭第2期
(主催/韓国映画祭実行委員会、福岡市総合図書館、KBC九州朝日放送、朝日新聞社)
自由万歳 チェ・インギュ(崔寅奎)監督 1946/韓国/モノクロ/51分
心の故郷 ユン・ヨンギュ(尹龍奎)監督 1949/韓国/モノクロ/77分
ピアコル イ・ガンチョン(李康天)監督 1955/韓国/モノクロ/107分
嫁入りの日 イ・ビョンイル(李炳逸)監督 1956/韓国/モノクロ/78分
お金 キム・ソドン(金蘇東)監督 1958/韓国/モノクロ/119分
朴さん カン・テジン(姜大振)監督 1960/韓国/モノクロ/139分
ロマンス・パパ シン・サンオク(申相玉)監督 1960/韓国/モノクロ/125分
成春香 シン・サンオク(申相玉)監督 1961/韓国/モノクロ/109分
誤発弾 ユ・ヒョンモク(兪賢穆)監督 1961/韓国/モノクロ/105分
荷馬車 カン・テジン(姜大振)監督 1961/韓国/モノクロ/95分
ノダジ チョン・チャンファ(鄭昌和)監督 1961/韓国/モノクロ/127分
離れの客とお母さん シン・サンオク(申相玉)監督 1961/韓国/モノクロ/103分
常緑樹 シン・サンオク(申相玉)監督 1961/韓国/モノクロ/143分
帰らざる海兵 イ・マニ(李晩熙)監督 1963/韓国/モノクロ/110分
金薬局の娘たち ユ・ヒョンモク(兪賢穆)監督 1963/韓国/モノクロ/107分
望夫石(マンブソク) イム・グォンテク(林權澤)監督 1963/韓国/モノクロ/124分
シン・サンオク(申相玉)監督 1963/韓国/モノクロ/125分
雨のめぐり逢い チョン・ジヌ(鄭鎮宇)監督 1966/韓国/モノクロ/100分
甕をつくる老人 チェ・ハウォン(崔夏園)監督 1969/韓国/カラー/88分
修学旅行 ユ・ヒョンモク(兪賢穆)監督 1969/韓国/カラー/103分

○フォーラム「フィリピン映画について」(9月18日/アクロス福岡国際会議場)
○関連企画:アジア映画人会議(9月13〜15日/福岡市総合図書館映像ホール)

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