映画祭の期間中に協賛企画として開催されている「福大生による字幕制作・成果発表会」その発展形とでもいうべき企画です。
日時 平成24年1月7日(土) 9:10~
場所 福岡大学メディカルホール
入場料 無料(自由入退場)
詳細は福岡大学の第一回七隈映画祭紹介ページから

少々旧聞に属する話で恐縮ですが、11月24日に発表されたアジア太平洋映画賞について。
イランのアスガー・ファルハディ監督の「ナデルとシミン(Nader and Simin, A Separation) 」が作品賞(Best Feature Film)に輝きました。「ナデルとシミン」は監督賞、脚本賞、男優賞にもノミネートされ、この映画賞でも注目の作品となりました。
また、韓国映画「Bleak Night (原題)」(ユン・ソンヒョン監督)が脚本賞の特別賞(Best Commendation)を受賞しています。
そして、惜しくも受賞は逃しましたが、今年のアジアフォーカスで上映された「陽に灼けた道(The Sun Beaten Path)」のソンタルジャ監督が、「オールド・ドッグ(Old Dog)」(ペマツェテン監督)で撮影賞(Achievement in Cinematography)にノミネートされました。

本年のアジアフォーカス・福岡国際映画祭2011で上映され、大好評であったタイ映画「レッド・イーグル」。映画祭で見逃された方、もう一度あの興奮を味わい方に朗報です。
日本語字幕付きDVDが、新春1月6日から発売開始!。(残念ながら、映画館での公開は無いようですが)
発売会社の公式HPはこちらから
シネマコリアにアジアフォーカス・福岡国際映画祭2011リポートがアップされました。
『Bleak Night (原題)』のユン・ソンヒョン監督のインタビューなど、Q&Aを観た方にも、そうでない方にも楽しめる内容です。ぜひアクセスしてみて下さい。
シネマコリア
『浄土アニャン』レビュー
『Bleak Night (原題)』ユン・ソンヒョン監督のインタビュー
福岡インディペンデント映画祭2011リポート
爽やかな笑顔が印象的だった「Bleak Night」のゲストのお二人。
ユン・ソンヒョン監督とギテ役のイ・ジェフンさんの嬉しいニュースが。


17日午後ソウル光化門世宗文化会館で開かれた第48回大鐘賞映画祭でそれぞれ新人監督賞と新人俳優賞を受賞しました。
作品賞はイ・ジェフンさん出演の「高地戦(고지전)」が受賞し企画賞、撮影賞、照明賞とあわせて4冠の栄誉に。
大鐘賞映画祭といえば、青龍映画賞とならぶ韓国の2大映画祭の一つで、韓国のアカデミー賞とも言われる韓国で最も歴史のある映画祭です。
大鐘賞映画祭よりも先に、イ・ジェフンさんは7日、第20回釜日映画祭にノミネートされ参加していました。
釜日映画祭は釜山日報の主催で、6日に開幕していた釜山映画祭の開催中に同じ海雲台で行われました。
こちらでは「高地戦」の演技で、新人賞を受賞。(「高地戦」は作品賞を始め4冠。)
さらにベストドレッサー賞も受賞し、驚いた様子でコメントするイ・ジェフンさん。
映画祭でのレッドカーペットでは、タキシード姿がステキでした。
韓国のジェフンファンの間では彼の靴と靴下が常に話題になるそうですが、靴や靴下にまでこだわった彼のファッションが認められたのでしょうか(笑)
アジアフォーカスでお話を伺ったときには、たくさんオファーがあり選択している段階で、「期待していてください!」とおっしゃってましたが、次回作が決まったみたいですね。次は天才占い師役でコメディーホラー作品。「Bleak Night」「高地戦」と心理的に重い役が続きましたが、次回はがらっと変わった、楽しいジェフンさんに会えるのでは!?
〈広報ボランティア M・A〉

『ナデルとシミン』
福岡観客賞を受賞した、ナデルとシミンを鑑賞しました。
ストーリーは、認知症の親の介護のいさかいの問題から派生してありとあらゆる問題が起き、不幸の渦にはまってしまうという展開です。それぞれが正しいと思うことをしているのに、うまくいかないときの挫折・喪失感は観ていてつらかった。みな、それぞれ努力して生きているのにうまくいかない現実。苛立ちを隠せず、他人にもあたってしまう姿がとても強烈でした。またウソをつくことに対して、イスラムの人々は恐れを感じていて、その姿もとても印象的でした。
私は無宗教なので、宗教の教えという信じるものをもって生きていくことが、ピンとこなかったのですが、宗教とは救いだけではなく、さまざまな葛藤をも生み出すものでもあるのかなあと思いました。
自分の環境と世界との環境の違いなど、広い考え方をもつことができるような作品でした。圧倒されます。

『カシミールの秋』
上映は監督の舞台挨拶から始まりました。この映画はインドとパキスタンの間の不安定な情勢がもたらした、カシミール地方の問題を題材にした映画です。カシミール地方に生きる人々の奮闘を描いています。
私は全くこの地方のことを知らず、呆然としました。とても印象的だと感じたのが、多く若者が映しだされるですが、そのすべてが暗い・悲しいと思わせる表情だったことです。若者らしい溌剌さはなく、映画を見終わったあとも、若者たちのその表情が思い出されました。実際にこの映画は、カシミール地方で撮影され、現地のカシミールの人たちが演じていたそうです。
この映画をみて感じたのが、情報を選択することの大切さです。毎日、様々なニュースが飛び交っていますが、焦点をあてるべき問題が世界にはたくさんあるのだなあと改めて感じました。
監督は、実際に監督のおじにあたる方の話を土台にこの映画を作られたそうです。衝撃的でしたが、カシミール地方の問題について考えるきっかけになりました。もっともっと、多くの人がこの問題について知り、考えて、いつか、カシミール地方の人が笑って暮らせる世の中になるといいと思いました。
〈広報ボランティア T〉

『ナデルとシミン』
今年のベルリン映画祭の金熊賞を獲得し、映画祭のオープニングを飾った作品でもあるこの映画を観に、多くの観客の方に会場に足を運んでいただき客席はほぼ埋まっていました。
どの国でも通じるテーマでありながらも宗教による制約、人間関係、親子関係など、本作品は観る者に様々な問題を投げかけてくる映画でした。
判事役を演じたババク・キャリミ氏は、「この映画をどのように捉えているか」という客席からの問いに対し、「監督はこの映画をただ観客に見せるのではなく、より深いものを見せている」と答えていました。
この他にも監督の演出方法について、イランでの上映状況についてなど、途切れることなく活発な質疑応答がおこなわれていました。
『恋するリトル・コメディアン』
本作は芸人一家に生まれた少年が年の離れた大人の女性に恋する話で、タイトル通りのコメディー映画。
ギャグ満載のコメディーでありながらも家族愛が描かれているため、笑いの中にもほっと心が温まる場面もあってストーリーに引き込まれていきました。

上映中は会場から笑い声が聞こえ、Q&Aではあちこちから質問が飛び交っていました。その際Facebookに掲載したいということで、監督が会場の様子をカメラに収める一幕も。また、映画祭のオリジナルTシャツは監督が最も印象に残った質問をした高校の先生に贈られ、一緒に来ていた生徒さんたちと共に舞台に登壇し、生徒さんには監督からお土産がプレゼントされました。
映画上映後会場の外では観客のサインに快く応じる監督の姿があり、映画祭ならではの光景が広がっていました。
〈広報ボランティア かるめぎ〉
『浄土アニャン』
とにかく不思議な映画。見終わった後に“うーん”と唸りたくなるような映画。梁木ディレクターも“変わった映画”と仰っていたように、私自身も今までに出会ったことないような映画だった。観ていると、ノンフィクションなのかフィクションなのかも分からなくなるし、途中で出てくる音楽も耳に残る。私が生まれた1988年というと、韓国ではソウルオリンピックが開催された年だという印象が強いが、それだけでなくこの安養(アニャン)で起こった、この映画の中でも触れられる不幸な事件がこの映画をきっかけに多くの人に認識されれば・・・と思う
『遠い帰郷』
遠い故郷に帰る理由は人それぞれ。会いたい家族がいる人もいれば、夢敗れて帰る人もいる。それとは逆に故郷には帰りたくない、帰れない理由がある人もいる。映画の舞台は中国・上海。出てくる人物は地方からの出稼ぎ労働者たち。みんなそれぞれの思いを持ちながら上海で働いているが、春節(旧正月)の帰省ラッシュの日が近づいてくる。
映画の途中で主人公と間借りして住んでいる女性が言った“親の心、子知らず”といった言葉。この言葉もこの映画の中の一つのキーワードである。
『レッド・イーグル』
私がイメージしていたタイ映画は以前この映画祭でも上映された『サイアム・スクエア』や『10月のソナタ』など甘くて切ないラブストーリだったのですが、この『レッド・イーグル』は間逆といってもいいようなハリウッドもびっくりアクション大作!いい意味でタイ映画のイメージが覆されました!!内容も今ちょうど日本が直面している問題と重なる部分もあり考えされられます。
そして何よりもレッド・イーグル役のアナンダさんがかっこいい!劇中では仮面を被っているシーンが多いので、顔があんまり見れないのは残念ですが。またレッド・イーグルを捕まえようと奔走するチャート警部役のワナシンさんもイケメン!上映後は女子トークで盛り上がりました(笑)

ワナシンさんより一足先にに帰国されたアナンダさんですが、帰る前日の舞台挨拶で“福岡が大好きで帰りたくない!”と仰っていて、福岡がとても気に入られた様子でした。そして、何よりもお二人仲がよさそうで、舞台挨拶中もワナシンさんのカメラをアナンダさんがいじったりして、微笑ましいひと場面となりました。

