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2020年9月20日(日)~9月24日(木)

ニュース

2018.08.26

映画祭をもっと楽しめる上映作品ミニ情報まとめ①

知っていれば、映画祭をもっと楽しめること間違いなし!
映画の裏話から監督・出演者に関する小ネタまで、フェイスブックで1日1作品紹介している公式上映作品ミニ情報をまとめてご紹介!

1. 『ぶれない男』 原題:A Man of Integrity ★ジャンル:社会派ドラマ

2017年/イラン/117分

周囲から楽でおいしい話を吹き込まれようとも、自らの信念を曲げず、高潔に生きる主人公レザ。でも、彼が信念を貫けば貫くほど、彼も家族も大変な状況に…。

★ここに注目!
モハマド・ラスロフ監督は、2009年のイラン大統領選後、反政府活動を理由にジャファル・パナヒ監督(※)とともに逮捕され、禁固刑を受けた骨太の社会派監督。

モハマド・ラスロフ監督Copyright_Mohammad RASOULOF

2011年に発表した「グッドバイ」は、海外に出国しようとして様々な困難に直面する女性弁護士を主人公に、テヘランの現在を描いた物語で、カンヌ映画祭「ある視点部門」監督賞受賞しています。

また、2013年の作品「Manuscripts Don’t Burn」は、未遂に終わった1995年のイラン政権による21人の作家・ジャーナリスト暗殺計画にまつわる実話を基にした作品。同作をカンヌで上映後、監督はパスポートと荷物をテヘラン空港で没収されたそうです。

そして、現在保釈中のラスロフ監督。新作「ぶれない男」では、どんな社会への問題提議がされているのか?
ぜひ映画祭のスクリーンでお確かめください。

※ジャファル・パナヒ監督…故アッバス・キアロスタミ監督の愛弟子で、カンヌ・ベルリン・ヴェネチア世界三大映画祭を制覇したイランの名匠。2010年より映画製作・脚本執筆・海外旅行・インタビューを20年間禁じられながら完成させた映画「人生タクシー」が昨年日本でも公開。

 

2. 『父への電話』 原題:A Call to Father ★ジャンル:ドラマ

2017年/カザフスタン/104分 ★ジャンル:ドラマ

しばしば想像と現実を混同してしまう主人公イェルキンは、ADHD(注意欠陥/多動性障害)の可能性があるため、普通の学校に入ることは難しいと言われてしまう。落胆した母親は、ある日、家を出てしまい…。

★ここに注目!

本作は、2014年の本映画祭で上映した「ひとり (Little Brother)」のセリック・アプリモフ監督による新作です。

写真は「ひとり (Little Brother)」/2014年の本映画祭で上映

この作品を観た人は、ご存知かもしれませんが、「ひとり (Little Brother)」の主人公も“イェルキン”という名前で、兄をもつ“弟”という存在でした。
“イェルキン”=“弟”という存在に、監督は特別な想いを抱いているのかもしれませんね。カザフスタンの大地に射す柔らかい光のような淡々としたユーモアが随所に織り込まれた作品。観ているだけで、なんだかせつなくも優しい気持ちになれる1本です。

 

3. 『腕輪を売る男』 原題:Balekempa ★ジャンル:ドラマ

2018年/インド/103分

南インドの小さな村で腕輪や女性用の小物を売り生計を立てるケンパンナとその妻。なかなか子どもを授かれない妻は、周囲からのプレッシャーや家事に息づまる日々を送っているが…。

★ここに注目!

この作品が撮影されたのは、イーレー・ガウダ監督が育った村やその周辺。さらに出演する村人たちはほとんどが現地の人々で、監督の個人的な知人なのだそう。本作の中で、唯一のプロの俳優は、妻サウバーギヤを演じた女優のみ。にも関わらず、淡々としたリアルなドラマ展開に、ぐいぐい引き込まれます。

『腕輪を売る男』より

南インドの田舎町で繰り広げられる平凡な夫婦の物語と思ったら大間違い。油断していると、いや、油断していなくても、後半の驚愕の展開にはアゴが落ちますよ!

参考までに、製作会社のZoo Entertainment Pvt. Ltd.,は、2014年に発表したチャイタニヤ・タームハネー監督の「裁き(Court)」(2015年の本映画祭上映作)が第1回の製作作品。本作は同社製作の2作目です。

 

4. 『バスは夜を走る』 原題:Night Bus ※PG12 ★ジャンル:サスペンス・アクション

2016年/インドネシア/131分

サンパル行きの深夜バス。バスには乗りこんだのは、それぞれの事情を抱えた乗客たち。しかし終点サンパルでは、分離主義者が挙兵。国軍との戦闘の火蓋が切られようとしていた…!

★ここに注目!

本作の監督エミル・ヘラディの長編劇映画デビュー作『サガルマータ(Sagalmatha)』は、2015年の本映画祭で上映されました。

『サガルマータ(Sagalmatha)』/2015年の本映画祭で上映。

『サガルマータ(SAGARMATHA)』は、ジャカルタに住む2人の女性がヒマラヤへと旅する美しいロードムービーでした。デビュー作から一転、最新作『バスは夜走る』は、緊迫感あふれるスリリングなサスペンス×ロードム5ービー。

また、本作『バスは夜を走る』は、2017年のインドネシア映画祭Citra Awardsで作品賞を含む6部門を受賞しています。

 

5. 『ダイ・トゥモロー』 原題:Die Tomorrow ★ジャンル:アート系

2017年/タイ/75分

何の前触れもなく、ある日突然、誰にでも訪れる死。人々が死を迎える前日のエピソードをオムニバス形式で描く。統計データ、詩、写真、人々の死生観についてのインタビューが自在に挿入されるスタイルも新鮮。

★ここに注目!
昨年、本映画祭のタイ映画大特集でも2作品を上映したナワポン・タムロンラタナリット監督の作品。ナワポン監督ならではの、実験的な映像スタイルもさることながら、今をときめくタイの若手俳優たちが多数出演しているのにも大きな見どころです。

まずは、同監督の2015年作品『フリーランス』で、タイ版アカデミー賞の最優秀主演男優賞も受賞したイケメン俳優サニー・メーターノン。

次に、2014年本映画祭上映作『タイムライン』(佐賀でのロケも話題になった)のジャリンポーン・ジュンキアット(メイン写真)。

昨年本映画祭で観客賞を受賞した『頭脳ゲーム』のヒロイン、チュティモン・ジョンジャルーンスックジン。

さらに、同じく昨年のタイ映画大特集で上映した『マリー・イズ・ハッピー』のバッチャヤー・プーンピリヤまで。

『ダイ・トゥモロー』より。チュティモン・ジョンジャルーンスックジン(左奥)、バッチャヤー・プーンピリヤ(右手前)

本作品に出演している主演級の12名の俳優たちは、いずれも監督のこれまでの作品に出演したことがる人気俳優ばかり。ぜひ、俳優陣にも注目しながら、映画祭のスクリーンでお楽しみください。

 

6. 『別れの花』 原題:Malila:The Farewell Flower ★ジャンル:アート系ドラマ

2017年/タイ/99分

末期ガンに冒された男と、彼の元恋人でジャスミンの花を栽培する男。2人の愛と死生観をリリカルに描く。象徴的に登場するバイシー(バナナの葉と花で作るタイの伝統的な装飾品)も美しい。

★ここに注目!

監督はアヌチャー・ブンヤワッタナ。

彼の初監督作品『蒼ざめた時(The Bule Hour)』は、孤独な少年の無間地獄を、類まれなる映像の喚起力で描出したアーティスティックな作品。2015年の本映画祭で上映されました。

その『蒼ざめた時(The Bule Hour)』より、さらにテーマも映像も深化した本作『別れの花』。

「同性愛」「僧侶」「カルマ」「ホラー」「緑」「水」といったタイ映画に特徴的な要素が全編に詰め込まれたアートムービーです。

『蒼ざめた時刻(とき)THE BLUE HOUR』/2015年本映画祭で上映

 

7. 『十字路』 原題:Crossroads ★ジャンル:社会派サスペンス

2017年/マレーシア/81分

クアラルンプールの建設現場で働くインドネシア人のスギマン。彼をはじめとする不法入国労働者や腐敗した警察官など、裏社会でギリギリの現実を生きる人々をサスペンスフルに描く群像劇。

★ここに注目!
主演のスギマンを演じているのはArio Bayu(メイン写真右)。インドネシアの人気男優です。本映画祭で上映された以下の作品にも出演していますよ。

リリ・リザ監督作品『虹の兵士たち(The Rainbow Troops)』(2009年上映)

ジョコ・アンワル監督のサイコホラー作品『禁断の扉(The Forbidden Door)』(2010年上映)

『再会の時~ビューティフル・デイズ2~(What’s With Love2)』(2016年上映)

他にも、マレーシア、インドネシアの実力派俳優が多数出演しています。

 

上映作品のストーリーについては、公式HP作品紹介】のページでチェックを!

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