アジアフォーカス・福岡国際映画祭

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2018年9月14日(金)~9月23日(日)

ニュース

2018.09.23

『小美(シャオメイ)』Q&A

『小美(シャオメイシャオメイ)』Xiao Mei 

(2018年/台湾/96分)監督 : ホアン・ロンシェン(黄 榮昇)

Q&Aゲスト: ホアン・ロンシェン監督  司会:西谷 郁

実施日:2018年9月15日

(※ネタバレあり)

司会:CMコマーシャルを長く撮っておられ、これが初めての長編映画作品と聞ききました。どうして映画を撮ることにしたのでしょう?

A:ある日、公園で見た若者たちのありのままの生活がとても印象的で、映画を撮ろうと思った動機となりました。

 

Q:主役のシャオメイを演じた女優さんは新人の方と聞きましたが、どのようにキャスティングしたのでしょうか?

A:彼女はラオ・シンシンという新人女優です。台湾の若手俳優の中から一所懸命探しました。彼女自身の、まるでゴーストのようにゆらゆらしている一面や、外見も含め私が描きたかったシャオメイとぴったり合ってました。

 

Q:これは現代の話ですよね?というのも電話をするシーンが1度しか出てこない。メールも出てこないようですが、意識的に演出されたのでしょうか?

A:このような質問をいただきありがとうございます。嬉しいです。

世の中が便利になった一方で希薄になってしまっている人との関わりを、この物語の背景に設定する必要がありました。相手に向かって話を直接聞いたり、急に訪ねてドアのベルを鳴らしたりといった行動はほとんどしない。そんな人との会話がSNS中心になっているような現状に危機感を抱いています。

密度の濃い人間関係が以前はあったのに、今は違うと感じていました。今突然友人に電話すると「え、何で電話?俺アイツに借金でもしてたかな?」と驚かれたりするかもしれませんね。私はみなさんに急に誰かに電話してみるといった昔のような人間関係を思い出してほしかったのです。

そして、社会や組織からはじかれた人を描きたいと思っていました。友人関係の中でも、目立つ人は気に留めてもらえるが、シャオメイのような目立たない人は人に注目さえしてもらえないのです。

 

Q:突然会えなくなった人に関して、人は夢をみたように語るんだなぁと思って観ていました。ドキュメンタリーを観たような気分です。質問ですが、監督は脚本やセリフを事前に役者さんに知らせたのでしょうか?

A:実はこの作品の全体のストーリーを事前に知らせたのは霊媒師を演じた役者さんにだけです。他の役者さんには自分が演じる部分だけしか知らせていません。他のパートの影響を受けないようにしました。ま、脚本が毎日変わったりした、というのもその理由ですが(笑)。

 

Q:シャオメイの母親のシーンについてです。汽車に乗っていて最初は画面向かって右側に座っていました。それが次のシーンでは左側にいたのですが、何か意図があったのですか。

A:彼女は敬虔な仏教徒として描いてますが、別の面もあるという事で鏡を使い逆に撮りました。自分の娘を心配しているが、本当に心配している事はそれだけか?心配しているのは本当なのか?といった人間の二面性を表したかったのです。

 

Q&Aの最後に、監督は心を込めて会場にいらした観客のみなさんにお礼をされていました。

 

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