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2019年9月13日(金)~9月19日(木)

ニュース

2018.09.19

『嘆きの河の女たち』Q&A

『嘆きの河の女たち』

(2016年/フィリピン/95分)監督: シェロン・ダヨック

Q&Aゲスト主演女優ライラ・ウラオ 司会:高橋 哲也

実施日:2018年9月17日

Q:映画であったような一族間の争いは、今もあるのですか。

A:今も実際にあります。争いの問題は、親から子、子から孫へと引き継がれて未だに続いています。しかし、フィリピンの大都市でも、地方で争いが起きていることを知らない人が多いのです。映画のような争いの事実があるということを若い世代の人たちを含め、知ってもらいたいと思っています。

 

Q:映画の撮影には実際争いが起きている地域の方が出られたのですか。

A:出演者の中には争いのある地域から来た人もいます。私もそのようなところに住んだことがあったのですが、私の家族にはそんな争いの経験はありません。

 

Q.ミンダナオ島で起こった事件を含め、侵略や異なった宗教にまつわる争いといった深刻な問題について、どのように認識されているか教えてください。

A.もともと島に住んでいた人たちが、後から来て土地を奪おうとする人たちに所有権を主張しようとして争いが起こります。和平を保つために一族同士でお見合い結婚をさせることもあります。しかし相手が気に入らないといって結婚を断ると、そこから争いになってしまうこともあります。私は祖父や曽祖父から、そのようなことには取り合わず、相手に勇気をもって対峙しろと言われてきました。

争いは激化し、昔は武器に刃物を使っていたのが、今では銃を使うようになりました。さらには一族が拡大し、政府が絡んでいることもあります。

 

Q.役者や、ミンダナオ島の人、フィリピンの人には、この映画はどういう風に受け止められたのでしょうか。

A.映画の上映後、観客は強い衝撃を受けていたようです。私も完成した作品を見て、信じられないくらいショックでした。「どうしたらいいだろうか、何ができるだろうか」と考えるようになりました。私が演じたサトラのように、自分も平和のために争いを終わらせる役割を担うことができるのではないかと思っています。また、争いによって何の罪もない人たちが犠牲になっているという事実をみなさんに知っていただくだけでも、大きな助けになります。

【終わりに】

「事実を知り、平和を伝えていかなければならないと感じました。このような映画を撮られた勇気に感謝します」という観客の方からの感想も印象的でした。

 

共催
  • ASIA center
助成
  • 芸術文化振興基金

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