アジアフォーカス・福岡国際映画祭

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2018年9月14日(金)~9月23日(日)

ニュース

2018.09.20

『僕の帰る場所』Q&A

僕の帰る場所

(2017年/日本・ミャンマー/98分) 監督:藤元明緒

Q&Aゲスト:渡邉一孝 プロデューサー、來河侑希(キタガワユウキ)共同プロデューサー

司会:神保慶政

実施日:2018年9月17日

(※ネタバレあり)

Q(司会者):まずこの映画を製作することになったいきさつを聞かせてください。

A(渡辺):この映画は僕がプロデュースした初めての作品になるのですが、映画製作という点では資金もノウハウもゼロからのスタートで、まずはネット上で「ミャンマーと少年」というテーマでの企画募集をするところから始まりました。企画開発を始めた当時僕は27歳で、そこに応募してきた監督は25歳でした。監督の藤元(明緒)も僕らもミャンマーには縁もゆかりもなかったのですが、この映画がきっかけで監督はミャンマーで結婚し、今はミャンマーに住んでいます。

 

Q:とてもよい映画でしたが、1点、ミャンマー人一家なのに、親子が家庭で母国語を使わないことに違和感を覚えました。あれはなぜでしょう。

A(渡辺):この作品の脚本は、徹底的なフィールドワークをもとに作りました。実際ヒアリングしてみると、日本に住むミャンマー人の家族には、子どもがミャンマー語をしゃべれない例が多いのです。映画に出演しているケインの2人の息子も日本語しかしゃべれませんでした。

 

Q:未知の国ミャンマーで映画を作ろうと思った理由を教えてください。

A(渡辺):2011年に民主化されたばかりのミャンマーは、アジア最後のフロンティアと言われていたからです。実際、当時はインターネットで調べてもほとんど情報がなく、だからこそ自分たちの発見を映像として記録して発信することに、映画たりえる価値があると感じました。

A(來河):僕もミャンマーには縁もゆかりもないと思っていたのですが、後になって祖父が戦争中にインパール作戦で撃たれたことがあると知り、不思議な縁を感じました。

左からプロデューサーの渡邉一孝さん、共同プロデューサーの來河侑希さん

Q:映画では移民申請の難しさが出てきますが、実際に日本に住むミャンマー人は、最終的にどういう決断をする人が多いのでしょうか。

A(渡辺):社会的な状況も変わるなか、やはり日本の居住権を得て再申請を続ける人もいますし、アウンサンスーチー政権になり住みやすくなったと帰国する人もいます。同時に、出稼ぎや留学など、来る人の種類と幅も広がっています。

Q:家族の在り方や、真の成功とか幸せというものについて考えさせられる映画でした。劇中の親子のシーンはとても自然でしたが、どのような演技指導をされたのでしょう。

A:母親ケインと2人の息子は実の親子なのですが、父親役のアイセだけ他人です。アイセは当時、日本からミャンマーに帰っているところを來河が見つけてスカウトしました。撮影にあたっては、数か月前から日本のアパートで生活してもらい、そこにケイン親子に足しげく通ってもらいました。演技指導というより、ちゃんと人間関係を作ることに力を注ぎました。

 

最後に、23日(日)の上映には、出演者の津田寛治さんが舞台挨拶とQ&Aで来場という嬉しいニュースを発表。

「10月6日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開されます。福岡の劇場でも上映できるように、みなさん応援してください」とQ&Aをしめくくりました。

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