アジアフォーカス・福岡国際映画祭

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2019年9月13日(金)~9月19日(木)

ニュース

2019.09.19

映画祭一般上映『フンバ・ドリーム』Q&A 

『フンバ・ドリーム』Humba Dreams
2019年/インドネシア/75分
リリ・リザ監督

 

Q&Aゲスト:リリ・リザ監督、主演俳優:J.S. カイレン
司会:高橋哲也
実施日:2019年9月15日

リリ・リザ監督(左)、主演俳優J.S. カイレン(右)

Q: 短い映像の挟み込み方が心地よく、とても好きな映画でした。主人公は映画作りを学ぶ学生でしたが、映画監督であるご自身の経験と重なるところはあるのでしょうか。

A リリ・リザ監督: はい、この映画には、25年前、映画を学んでいた学生時代の経験が大きく影響しています。学生時代の経験は、僕にとって非常に貴重で、その時の思い出や感覚はよく映画でも描いています。ただ、これまではあまり自分の経験を映画の登場人物に反映させることはなかったのですが、現在、先生として学生に映画を教えていることもあり、学生たちの気持ちもよく分かるのです。また、私の父親は政府の情報局で働いていたのですが、仕事でよくフィルムを使っていました。コミュニティを教育するため映画(映像)を使っていたのですですから、そんなフィルムについてのエピソードもこの映画に盛り込みました。

 

Q(司会): 主人公を演じたJ.S. カイレンさんにお聞きします。これが最初の映画出演作だとお聞きしましたが、本作に出演することになった経緯を教えてください。

A  J.S. カイレン: 初めてリリ・リザ監督に会ったのは5~6年前です。その時は大学生で経済ビジネスを学んでいました。監督に「何しているの?」と聞かれたので「小説を書いている」と答えました。その後、友人と映画祭などに参加して、脚本も書くようになったのですが、2017年に監督と再会した時、今は何をしているのと聞かれたので「脚本を書いている」と答えました。だから「脚本を書いてほしい」と言われるのかと思ったら、「写真を送ってほしい」というのです。なぜだろうと思っていたら、「今、映画作りについての映画を準備しているので、出演してほしい。一緒に映画を作ろう」と。この映画がきっかけで、今は脚本作りにフォーカスして活動するようになりました。そういう意味でも、この映画は自分のキャリアの大きなターニングポイントになりました。

Q: 映画に音楽がよく溶け込んでいると感じました。この映画では、映像が先だったのでしょうか、それとも最初から音楽をイメージして、映像を撮ったのでしょうか。また好きな映画音楽があれば教えてください。

A リリ・リザ監督:  映画音楽を担当している作曲家とは、これが6本目の作品になります。『虹の兵士たち』も彼が音楽を手がけています。ドイツでクラシックを学んだ音楽家です。ただ、この映画は、当初映像を重視して作っていたので、音楽は環境音を生かすつもりで、音楽を使う予定はありませんでした。しかし編集の段階で、やはり音楽を付けたほうがいいということになり、急きょ彼を呼んだのです。この音楽は、彼が映像を見ながら、手作りのギターで即興演奏し、1日で仕上げてくれました。ちなみに個人的に好きなのはヴィム・ヴェンダースの映画音楽を手がけているライ・クーダです。

 

Q: 映画で描かれたスンバ(フンバ)の民族や風俗について教えてください。監督はスンバのどんなところに魅かれたのでしょう。

Aリリ・リザ監督: スンバはインドネシアの東部にある島で、インドネシアでも数少ないアニミズムが色濃く残っている地域です。住民は、自然を敬い、先祖を大切にしていて、その信仰が日々の生活に深く根付いています。その信仰と日常に深く関わっているのが「馬」の存在です。インドネシアはムスリムの多い国ですが、数多くの島々から成るため、非常に多種多様な文化が存在するのも事実です。そんな豊かで多様な文化を、若い世代にも紹介したいと思いました。

 

Q(司会): スンバの文化がよく描かれていましたが、そういった独自の文化は、現代のグローバリゼーションの中で変わりつつあるのでしょうか。

Aリリ・リザ監督: 映画はその風土と生活を自然に映し出すものです。ですから、この映画で描かれているのは今現在のスンバです。それはジャカルタの生活とはまったく異なるものですですが、それでも急速なグローバル化の中で、スンバ特有の文化や人々の生活も、次第にかすんではきています。

Q(司会): 最後にお2人からメッセージがあればお願いします。

A リリ・リザ監督: スンバはバリから飛行機で1時間半ほどで行ける島です。美しいビーチ、すばらしい伝統と文化、そしてとても美しいお葬式があります。多くの信仰が重なりあった文化がある島ですので、機会があればぜひ訪ねてみてください。

 

A J.S. カイレン: ぜひ、インドネシアに来る時は、ジャカルタはスキップしてスンバに来てください。僕は今年11月、12月でスンバに行く予定です。ぜひ、スンバでお会いしましょう。

 

観客の多くが、美しい映像と音楽、そして多様なインドネシア文化に魅了されていました。

映画祭のボード前で。左はラインプロデューサーのトト・プラスティヤント

サイン会にて

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