アジアフォーカス・福岡国際映画祭

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2016年9月15日(木)~9月25日(日)

ニュース

2015.09.20

『山嶺(さんれい)の女王クルマンジャン』上映後の Q&A

『山嶺の女王 クルマンジャン』Kurmanjan Datka Queen of the Mountains /キルギス

主演女優:エリナ・アバイ・キズィ
アソシエート・プロデューサー/出演:イディリソワ・チョルポン

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壮大なシルクロードの大自然を舞台に描いたスペクタクル歴史絵巻。なかなか見れないキルギス映画を鑑賞しようと上映前のスクリーンには長蛇の列ができ、観客は伝説の女王を演じたエリナさんとアソシエート・プロデューサーのイディリソワさんの美貌にうっとり。Q&Aも大いに盛り上がりました。

Q:クルマンジャンの時代、彼女の登場によって女性の地位は変わったのでしょうか?
エリナ:19世紀の中央アジアの女性の地位は男性よりもはるかに低く、周辺の国々もそうでした。クルマンジャンはキルギス南部で生まれた初の女王です。最近では5年前に大きな政変が起きた時、女性の大統領が誕生し、彼女によって困難な時期を乗り越えました。
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Q:演技をする上で苦労したことは?
エリナ:キルギス国民なら誰でも知っている、女王クルマンジャンを演じることは精神的に大きなプレッシャーで、彼女を正しく演じられるかどうかいつも不安でいっぱいでした。また、馬に乗るシーンが多いので数ヵ月かけて特訓したことが印象に残っています。

Q:壮大な歴史ドラマですが、どのように製作されたですか?
イディリソワ:今作は国家的プロジェクトで政府の支援もあり、キルギス社会全体の後押しがあって出来た作品です。予算は150万ドルあり、メインプロデューサーを務めたのは現役の女性国会議員です。2012年から、クルマンジャン生誕200周年に向けて、彼女にちなんだ映画をつくろうと社会的に影響のある文化人の間で動きがありました。監督は国内でも有名な文化人で社会的活動家でもあります。今年でキルギス独立24年目になりますが、独立後、あまり映画は製作されていなかったので、今作は大きな挑戦でした。

エリナ:情報を付け加えると監督は以前、キルギスの首相だった人物なんです。しかし、監督のプロではないのでロシアの映画学校で一から勉強された熱心な方です。また現文化省の大臣はこの映画の脚本づくりを手伝っています。キルギス大統領からも特別資金が与えられており、この国家的プロジェクトには映画を「国のため」、「国民のため」につくろうという熱い思いが込められています。

Q:お二人は若い女性ですが、キルギスの歴史をどうとらえていますか?
エリナ:キルギスでは昔から男性は息子を教育する、女性は国民を教育する、と言われています。クルマンジャンはまさにその一例です。私はまだ子どもを産んだことがないので母の気持ちはわかりませんが、息子を国民のために犠牲にせざるを得なかった女王としてのクルマンジャンの気持ちは理解できます。この映画はドキュメンタリーではなく、実話を基に製作されたもの。映画内では女王の息子が処刑されますが、実際には毒を飲まされて亡くなっています。映画化にあたっては脚色もありますが、抽象的な表現も見てほしいですね。キルギスでは悪い知らせを伝える時、馬を走らせる鞭を渡すシーンなどがそれです。
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イディリソワ:実際に現在のキルギスでは多くの女性が社会的地位の高い立場で活躍しており、政治の舞台でもそうです。クルマンジャンの精神が今でも引き継がれており、私自身も国のために今後も活動していきたいと思っています。

キルギスは1991年にソビエト連邦から独立。激動の時代を生きたクルマンジャン女王の肖像はキルギスの紙幣にもなっているそう。国を挙げたビッグ・プロジェクトである今作は、未知なるキルギスという国にグッと近づく良い機会になるはずです。

共催
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助成
  • 芸術文化振興基金
特別協賛
  • 西日本シティ銀行
  • 公益財団法人 西日本国際財団
  • 福岡地所株式会社
特別協力
  • 在福岡ベトナム社会主義共和国総領事館
協力
  • Vietnam Airlines
協賛
  • コニカミノルタ
  • 九州電力
  • 福岡銀行
  • 西鉄
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  • 九電工
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